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【忖度なき採点&寸評】最弱のタテホコ対決制し2連勝…しかし監督どないすんねんで晴れない月曜日

【前書き&戦評】

ガンバ大阪が、最弱の矛なんて言われる日が来るなんて。

サッカー批評許すまじ。

と言いたいところですが、ほんまやから言い返せへん。

そんなイライラを払拭してくれた横浜FC戦でした。

横浜FC戦布陣TACTICALista_20215311032

試合前には、あまりメンバーは変えない的なことをにおわせていた松波監督でしたが、ふたを開けてみれば徳島戦から6人入れ替え。

最下位の横浜FCさんですが、センターFWのクレーベの強さを生かし、シンプルに攻め立ててきました。

立ち上がり、ポンポンと何度も縦パスをつけられて、昌子がおさめられるという誤算もあって、嫌な感じしかしなかったですよね。

しかし先制点は思わぬ形から生まれます。

左WBの塚元がヨングォンからのパスを足元に受けるふりの、逆を取って裏へ。

そこにヨングォンが正確かつ絶妙な強さの浮き球をおくる。

振り切られかけた相手DFが、思わず足を出してPK。

字で書くと簡単ですね。

もっと簡単なのは2点目。

横浜FCのプレスが来る中で、東口がポーンと前へ。

これがレアンドロ・ペレイラへ。

落としでセジョンから矢島。

そして矢島がスルーパス。

レアンドロ、あっさり決める。

高度なパスワークや、難しいプレーは一切なし。

シンプルに、正確に。これで2点を取りました。

守ってもクレーベに前ではポイントを作らせましたが、裏を取られるようなシーンはほぼなし。

序盤は通された縦パスを、奥野が引っかけ始めると、カウンターからチャンスを作るシーンも増えていきました。

守っても相手の決定機と言えるシーンは、ミドルシュートを東口が好セーブし、こぼれ球を詰められかけたシーンぐらいでしょうか。

やはり個々の局面で見れば、この日相手のほうが上回っていたのは

昌子vsクレーベのマッチアップぐらいでは。それも時間が経つにつれ、昌子も対応しましたし。

相手にボールは握られたとはいえ、そこまでストレスを感じる試合ではなかったように思います。

今のガンバに小難しい戦術は無理でしょうから、シンプルに、個々の力を出すことを考えることが先決で、松波監督もそれをやろうと思っているのではないでしょうか。

【採点&寸評】

【GK 1 東口 順昭】7・0

あのGK、ペナルティーエリア外から決められたことないらしいよ、という若林源三的な噂が立ち始めるころでは。

ミドルに対する無双感はすごいです。2点目につながるレアンドロへのパスも、確実にきっちりと浮き球でつないだ蹴り方でした。一本、ミスパスもありましたけど、それだけで不安定、と評するのは気の毒なぐらい、ハイレベルなつなぎを見せていたと思います。

何度も言いますけど、絶対権田より上でしょ。

【DF 3 昌子 源】6・5

序盤はクレーベの得意分野で勝負して、はじをかかされました。

パワー勝負でも負けないでほしいところなんですが。

途中からはスラムダンクの山王戦、河田弟とマッチアップした桜木花道のごとく「おれがパワーだけの男だと?」的な駆け引きで上回り、前ではおめさられても、決定機は作らせませんでした。

対人もハイレベルな昌子ですが、やはり本領を発揮するのはカバーリング能力だと感じます。



【DF 13 菅沼 駿哉】6・0

開始1分にやられた東京戦の悪夢を振り払い、この日はミスなく90分間。

この試合で菅沼の自信を取り戻させたのは、松波監督goodjobではないでしょうか。

無骨な男が、レアンドロのゴールにめちゃくちゃ喜んでいるところは胸熱でした。

【DF 19 キム ヨングォン】7・5

逃げない。

彼のプレーは、この言葉に集約されると思います。

ボールを持つと、逃げのパスではなく、相手の予測を少しでも外そうと動かしてくれます。

守備では激しく相手に密着するプレーは少ないのですが、シュートブロックや、クロス対応の場面では、一気に温度を上げて激しく立ち向かいます。

セジョンが「ヨングォンが後ろは大丈夫と言ってくれた」的なコメントをどこかでしていましたが、そのあたりも頼もしい限り。

実は今のガンバでキャプテンに最も向いているのでは、と思い始めています。

【DF 27 髙尾 瑠78'】5・5

久々の先発。おかえりなさい。

守備は安定していたし、悪くはなかったと思います。

でもやっぱりウイングバックでは、ないんですよね

3バックの一角に入れば、持ち上がりが効果的なんですが、やっぱり相手DFが待ち構えているところに仕掛けるドリブルはないので・・・

次は3バックの右でプレーするのでは、と思っています。

【MF 6 チュ セジョン】6・0

あのミドルは前が完全に空いていたので、決めたかったですねえ。

右足キッカーの見せ場ですし。

FK、CKの軌道がやっぱりいいですね。

宇佐美のキックはスピードはありますが、縦の変化が小さいのでクリアされがち。セジョンの方が縦の幅が大きく、DFにとってはいやなんじゃないかと思っています。

【MF 17 奥野 耕平】6・5

前半は縦パスをすこすこに入れられたので、なにをやっているんだとヤキモキしましたが、しっかり修正しました。

あと試合終盤になって目立ちだすところが素晴らしかったです。

相手より確実にガソリン残量が上でした。

終盤の決定機もランニングは完璧。

あそこで決めるようになってくれば、いよいよ井手口と入れ替えてもいい気がします。

【MF 21 矢島 慎也63'】6・5

彼がシャドーに入ったところが、この試合のポイントでした。

うまく奥野、高尾と右サイドでつながって守備ができていた印象です。

守備への興味は薄いレアンドロを頂点に置きながらも、破綻しなかったことは収穫でした。

あとフリーなので彼にとってはなんて事のないスルーパスかもしれませんが、あの強さ、タイミングはまさにセンスの塊でした。

【MF 30 塚元 大】6・5

ボールを持った時に、相手が近くてもまずドリブルでかわす動作をみせることが大きいですよね。

そして、毎回ちょっと抜けそうですしwww

それがあるからこそ、先制点の場面では、相手DFは足元で持たれるのも嫌がって、寄せすぎました。

だから、決して爆発的なスピードがあるわけではない塚元に裏をとられたんですよね。

あと、頼もしかったのは試合終盤。

DAZAで抜かれたときの表情に、まったく疲労感がなかったです。

ダイジェストの採点では、連戦の疲労が・・・と書かれていましたが、僕はまったく違った印象でした。

ウイングバックとして、最後まで守備の体の向きもしっかりと取れていた印象ですし、及第点以上だと思います。


【FW 28 ウェリントン シウバ73'】5・5

ずっと誰かに似ているなあ・・・と思っていたのですが・・・

ムバッペをひとまわり小さくしたような感じだと判明。

プレーはキレがまだまだですね。

でもレアンドロにつけて突っ込んでいくプレーとかを見ていると、ここからたたき上げられればBOX内で仕事をしてくれるのでは、と思いました。


【FW 9 レアンドロ ペレイラ73'】7・0

おまちどうさまでした。

やっと仕事をしてくれました。

PKはともかく、1対1はさすが。

単純にストライドが大きく、ほぼ同時にスタートをきった横浜FCのDF高橋秀人をあっさり振り切り、GKを外す一連の動作も無駄がありませんでした。

あとロングボールも、ヘディングですらせるようなボールではなく、しっかりと低い球を頭よりやや下あたりに入れれば、高確率で落としてくれることも判明しました。

そのためには、2シャドーのように周囲に人を多く置くこと、またそれが意思疎通できるブラジル人ならなおよし、ということも。

取説もやっとそろってきたので、ここからはこれまでの出遅れを取り戻してほしいと思います。

ただ守備で縦パスぐらい切ってくれよ!


【途中交代】
【MF 10 倉田 秋63'】6・0

途中交代でも、一気に体温上昇させてピッチに入ってくれるあたりは頼もしい。

攻撃では違いをみせられていないですが、こういった泥仕事もやってくれるのも貴重なキャラクターです。


【FW 20 一美 和成73'】5・5

守備の仕事はしっかりやってくれますし、ボールも収まるのでリードした終盤には最適のFWですね。

でもこんな立場にとどまってもらっちゃあ困ります。

【FW 39 宇佐美 貴史73'】5・5

奥野の決定機をつくったポストプレー?は秀逸でした。

うまいのは重々承知です。

ただ2点リード、相手が猛攻を仕掛けている時間帯の投入ですから、もう少しエネルギッシュにプレーしてほしいなとは思います。

ないものねだりでしょうか。


【MF 8 小野瀬 康介78'】時間短く採点なし

ピッチインする際の顔がさわやかすぎてむかつきましたwww

ただの嫉妬です。

次はスタメンで頼みます。


【松波正信監督】6・5

6人を入れ替えてきっちりと勝利。

やっと勝った徳島戦のメンバーを引っ張りたかった気持ちもあったでしょうが、うまくマネジメントしました。

特にペレイラ&ウェリントン、セジョン&ヨングォンの同胞を近くにおいて、スムーズに連携を図らせた判断は的確。

矢島のシャドー起用も当たりました。

スルーパスはもちろん、あの独特なちょこちょことした走り方で、いつも味方にパスコースを提供してくれていました。

目立つわけじゃないんですけど、あの仕事をやる人は前に一人ほしいな、という気がします。

交代一人残しは謎ですが、やっとチームもこれで自信を少し取り戻したのではないでしょうか。

【あとがき】

気分よく書こうと思っていたところで、思わぬニュースが今朝飛び込んできました。

同じ日に、まったく違うことが書かれています。

日刊スポーツは以前から大岩氏浮上と書いており、その情報をスポニチが否定してきた形です。

ここは第3者機関・スポーツ報知の情報が待たれるところですwww

交渉事ですので、うまくいかないことはあるでしょう。

個人的には複数年契約(もし今年落ちても来季指揮を執る、などの条件)で、折り合わなかったのではないかな、と思っています。

クラブには、すぐに次の一手に動いてほしいと思います。

いくら2勝したとはいえ、これで松波体制継続や!

てな甘い世界ではないということは、2012年に思い知らされていますので・・・


【おすすめ】

最後にまたおすすめ商品を挙げておきます。

ランニング時に音楽を聴く際、ワイヤレスイヤホンを使っている人は多いと思います。

ただちょっと前だと後ろにケーブルがあるものが多く、首元に当たって気持ち悪かったり・・・

僕もそれで買い替えてみました。

AirPodsなどが欲しかったのですが、それなりに高額で・・・

まあ、このぐらいの値段なら、失敗してもいいかと買ってみたこちらが、とても快適でした。音質も、使いやすさも、設定の簡単さも、どれも十分及第点。

もしまだケーブル付き、もっと言えばスマホのイヤホンで走っている人などがいれば、ぜひ試してみてください!



きょうも最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

実は先日、このnoteに対するサポート(500円)を、初めていただきました。

趣味で始めたnoteですが、もちろん多くの情熱と時間をかけています。

それを評価していただき、とても感激いたしました。

感謝の気持ちでいっぱいです。

今後もこのnoteは、無料公開という形で続けていくことを理想にしています。

もしサポートをいただければ、非常に励みにもなります。

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