初めてのエンジニア募集 in シンガポール!
おかげさまで、CashWiseは順調にお客様が増え、ここ数ヶ月は預かり資産(AUM)が毎月+200%以上のペースで増える急成長を遂げています。本当にありがたいことです。
一方で、CashWiseはCEOのAdrianとCTOの私というたった二人しかいない小さな世帯で、そろそろ業務量が限界を迎えつつあります。
CashWiseのエンジニア募集で驚き!
というわけで、昨日からCashWiseでエンジニア採用を始めたのですが、とても驚いたことがあります。
なんと、夕方にLinkedInに募集を出して、たった一晩で60人超!の応募が集まりました。まだつい先日のことなので、すべてのCVに目を通しきれていないのですが、シンガポール周辺の国だけでなくモンゴル出身など多種多様な人材が応募してくれました。本当にすごい!
日本とは大違い!
日本でgamba!をやってた頃、応募者を集めるのにとても多くの労力と費用がかかっていました。gamba!みたいなちっちゃな無名の会社には、本当に人が集まりません。採用媒体は本当にお金がかかるし、かといって派遣や外注に頼るのは出来る限り避けたい選択肢です。
ここでは逆で、大量の応募者からどうやって効率的に有能な人材を見つけるかという、経営者側からすると非常に恵まれた環境にあります。CashWiseは創業満一年を迎えたばかりのCEOとCTOしかいない、gamba!なんかよりもっと小さな会社にも関わらず、です。
候補者のスクリーニングが大変!
一方で毎日何百人ものCVから人材を選抜するというのは途方も無い労力が必要だ、ということにも気づきました。
日本にいた頃はあまり必要性を感じたことはなかったのですが、ここでは候補者のスクリーニングや進捗管理を効率化するツールが必要不可欠です。採用や選別を効率化するAIを使ったさまざまなSaaSツールが発表されていますが、その必要性にいまさらですが気づきました。
たとえばこのツールでは、採用スクリーニングのためのオンラインテストを提供していて、エンジニアとしてのプログラミングスキルや、さまざまな心理テストなどを簡単に実施できます。
とりあえず今回はGoogle Formで採用と初期のスクリーニングのプロセスを組み立て始めたところですが、早急にツールを検討していかないとやばいです。
応募者のレジュメがすごい!
応募者のレジュメを見ていて思うのは、彼らの職務経歴のアピールは本当に素晴らしい、ということです。
日本のエンジニアの職務経歴は多くの場合、どこの会社でどんなプロジェクトに携わったかが時系列に羅列されているだけです。でもこちらでは、自分がどんなにすごいプロジェクトに関わってきたのか、そのプロジェクトで自分が何を学び、どんな貢献をしたのか、簡潔・具体的かつ非常に熱心に書かれています。
「盛っている」と言えばその通りですが、レジュメで熱意を伝えられなければ、そもそも面接に呼ばれません。面接に呼ばれないということは、採用に至らないということです。毎日採用担当者の元に何百と届くレジュメの中で、面接に至るのはほんのごく少数のはずです。「この人に会いたい」と思われなければ、面接に呼ばれません。そのためなら、手段を選んでいられません。
ですが、これだけの内容をレジュメに書くためには、日頃の仕事への関わり方は違わざるを得ないだろうと思うのです。
自分が今やっている仕事にどんな学びがあったのか、それによって会社にどう貢献したのか、常にそれらを意識しながら仕事に取り組む必要があります。そして、それを次の採用面接でどうアピールしようか、常に考えているのだと思います。でないと、こんな内容のレジュメは書けないはずです。1を10にすることはできても、0は何倍しても0のままです。
日本では仕事をクビになるということはまず無いし、よほどのことがなければ転職しなくても、仕事に困ることはありません。だから、別に頑張って学びを得なくても、あるいは会社への貢献を意識しなくても生きていける。だから、いざレジュメを書く段階になって、自分は一体何をアピールしたらいいのか途方に暮れてしまうのではないでしょうか。
残念ですが、彼らのレジュメを見ていると、日本人はぬるま湯の中でぬくぬくと仕事をしているといわれても仕方がない気がします。
さあ、どんな人に出会えるか?
とはいえ、まだ採用活動を始めたばっかりで、実際の面接はこれからです。
どんな人に出会えるのか、楽しみでなりません。もしかしたら、世界を股にかけるすごい才能の持ち主に出会えるかもしれません。もしかしたら、レジュメはすごいけど実際はダメダメで、やっぱり日本人エンジニア最高!ってなるかもしれませんw。
楽しみですねー!
では。
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