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G大阪宮本監督解任について思うこと

G大阪の宮本監督が成績不振を理由に解任された。

恒さんは2018年同じく成績不振で解任されたクルピ監督に代わって就任した。昨年はリーグ2位という成績も残してくれた。ボロボロのガンバを立ち直らせてくれたことに感謝しかない。

恒さんは私がガンバを好きになったきっかけの人でもある。今でも覚えているのだが6歳の時に初めて買ってもらった日本代表チップスに入っていたカードが恒さんだった。それから気が付けばガンバが好きになっていて、サッカーでも小学生から高校生までDFでプレーした。

恒さんは知的なCBというイメージでガンバのレジェンドだ。現役引退後は、ガンバ大阪のu-23の監督を務めたりしながら、監督の経験を積んでいた。それが2018年に急遽トップチームの監督になり、少しかわいそうな面もあった。

監督としてはDFの選手ということもあり、守備の構築はさすがだった。昨年の2位という成績も、守備を固めて、カウンターやセットプレーで手堅く勝ち点を拾っていった。

また同じくレジェンドの遠藤選手からの世代交代も進めた。ヤットさんはまだガンバでやる実力はあったと思うし、出場機会が減ったときや、ジュビロに移籍したときには寂しかった。しかし、いつまでもヤットさんに頼っていてはいけないのでしょうがない気もする。

物足りなかった部分としてやっぱり攻撃の構築だろう。ガンバと言えば攻撃サッカーみたいなイメージもあり、守備重視の采配に不満を持つサポーターも少なくなかった。その中で今年からポゼッションを高めて、より攻撃的にというテーマであったが、それがうまくいかずに現状に至っている。

私も守備の選手だから攻撃のことはよくわからない。それでも、ずっと攻撃は選手任せで行き当たりばったり感は否めなかった。次の監督には攻撃の構築を期待したい。

あと試合中の修正力もなかった。恒さんは試合前に対戦相手を分析し、戦術としてチームに落とし込む能力には長けていたように思える。今年も、開始15分ぐらいは相手を押し込むことができ、今日こそはと期待させてくれる。しかし時間がたつにつれて相手に対応されると、そこで次の手が打てずに終わってしますことが多い。そこは経験があまりないまま監督に就任してしまったのでしょうがないのかもしれないが、、、

彼をサポートするコーチはいたのか?相次ぐけが人。経験不足のままの就任。サポーターのプレッシャー。今年の低迷は彼だけの責任ではない。

シーズン中の監督交代で新しい監督をつれてこられるのか心配ではある。しかし、選手のポテンシャルからひいき目に見ても、残留争いは適切な場所ではない。チェルシーのランパード監督からトゥヘル監督に代わっての快進撃を見ると、希望も持てる。

フロントは今年もフィットはしていないが、ペレイラ、チュセジョン、ウェリントンシウバと素晴らしい選手を補強してくれた。監督探しにも期待したい。

恒さん、いままでありがとうございました。そしてお疲れさまでした。彼がガンバのレジェンドである事実は変わらない。またガンバ大阪に関わってほしい。

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