依存してしまい、本当の愛を見失った結果
離婚したいのに離婚できない
ついつい依存してしまい、本当の愛を見失った結果、借金の取り立てが来てしまうなんて…子供たちに何て怖い思いをさせてしまったんだろうと思う。
これは、私の知人の話です。(一部加工してます。)
彼女はモラハラの夫と離婚したいはずなのに、なぜか言いなりになってしまう。
そして、愛してもいないのに、つい夜の営みも受け入れてしまう。気持ちがいいのか悪いのか、頭の中は混乱して、もうぐちゃぐちゃ。
時には子供に手を挙げることもあり、「これが私の人生なのかな…」と彼女が諦めの気持ちを感じていた時に、突然夫が倒れました。
幸い、命にかかわることはなかったけれど、手術を受けた夫は、まるで別人のように、まるで子供のように甘えてくるようになったんです。
あんなにモラハラしていたのに、自分の命が危険だと感じたからでしょうか。
逆に子供が強くなって自分が諭された
それでも彼女は「あなたなんて、いない方が子供たちにも私にも平穏で幸せな生活が送れるのに」と思うのに、なぜか離婚できない。
そんな時、子供たちから「お母さん、どうせ離婚できないんだから、パパなんて適当にあしらって、私たちで仲良く暮らそうよ」と言われました。
たくましく彼女を慰めてくれる子供に言われてハッと彼女は気がつく。
彼女は結局、子供たちが苦しんでいるのを知りながらも、離婚できなかった。
今、彼女が一番大切なのは、仕事と子供たちなのに、どうしても夫と別れることができなかったのは、彼女自身が夫に依存していたからだと、彼女は改めて感じたそうです。
子供たちに苦しい思いをさせて、本当にごめんね。娘の強い一言で、少し自分自身がわかりました、と彼女は言っていました。
依存できる人が実は1番強いのではと思う
彼女は今でも病気の夫を介抱しながら、仕事を続け、子供たちに励まされながら子育てし、さらには夫の借金を返しながら何とか彼女は生活を続けています。
、、、いや、ちょっと待って。この記事の序盤、かなり不幸な話だったんですけど、、今の彼女がこなしてること、かなりパワフルですよね(笑)
彼女は依存して愛を見失いながらも、たくましく借金を返していて、すべてをこなしているその姿が、私からするとあまりにも輝いて見えるのです(笑)
もちろん、本人はつらいと感じているでしょうが、なぜか生き生きとしているようにも見えます。
人は、つい依存して、わかっていながらも不幸な道を選んでしまうことがあります。そして、追い詰められていくものです。
でも、本当にすべてを失い、どん底に追い込まれた時にこそ、信じられないような力を発揮できる人もいるのだと、最近、強く感動した知人の話です。
依存もいくところまで行った時に見えてくる人の愛の形。
それがいいか悪いかは別として、もがきながらも不器用な人間の愛の形が見えてきたとき、何か、美しさだったり、共感してしまうところがあるんだなと思う。
今日のグルメは鴨肉のたたき、ニンニク醤油漬けぞえ。そば焼酎と一緒にいただきながら、そんな彼女の応援をこれからどうしようかなと思案中です。