振り返ったり耽ったりする
「2021年はどんな年だった?」と問われれば‥ 大雑把には「2020年と同じだった」ということになる。最近になって少し緩めたが、基本的には "自粛" がずっと生活の中心にいた。コロナとともに前線から退いた身にとって、たいていのことは不要不急であり、行動に理由付けはできなかった。
今年の大きな変化点は、1月に作文を始めて2月に note で公開を始めたことだ。その序盤は書きためていたものを一気に吐き出したが、その後は週一回の投稿を自らの決まりとした。今日が52回目の投稿になるので、どうにか平均で週一回が守れたことになる。
めったに外に出ない前期高齢者の私が、これまでnote に書いてきた題材は大きく二つ。一つは半径5mで起こるたわいもない日常で、登場人物のほとんどは私と細君。もう一つは机に向かって物思いに耽(ふけ)り、甦ってきた過去の知り合いのことや昔の出来事を書いた。
仕事を引退したことと note を始めたことにより、過去を振り返ることがめっきり増えた。そして「あの時はきつかったな~」とか「よく頑張ったな~」とか「時が過ぎるのは何と早いものか‥」といちいち感慨に耽る。忘れていた理不尽を思い出して憤ったりもする。
一昨日遅くにTBSで放送した小田和正の "クリスマスの約束" を録画で見た。出演者全員で、中島みゆきの "時代" を歌っていた。
♪ 今はこんなに悲しくて涙も枯れ果てて
もう二度と笑顔にはなれそうもないけど ~♪
♪ あんな時代もあったねといつか笑って話せるわ ♪
19才で上京した頃、毎日ラジオから流れていた曲。あの頃に思いを馳せ、「寂しくて不安だったな~」と感慨に耽り目頭を熱くする。隣に細君がいたので涙は堪(こら)えた。
そう言えば‥ 最近私は涙もろい。優しくなったのか弱くなったのかは判らない。とにかく琴線に触れがちで感情移入しがちだ。先日も、あいみょんの普通の歌を聞いていて泣きそうになった。情緒不安定なのかもしれない。
過去を振り返ったり、感慨に耽ったりと、こんなことばかりじゃあいけない。私は今年から前期高齢者となり、正式に老人世代に組み込まれた。どんな学校も会社も全て卒業の目安があるが、老人時代はいつまでも続く。死ぬまで続く。振り返ったり耽ったりしてばかりじゃあいけない。
コロナ禍が明ける日は近い。"振り返りグセ" や "耽りグセ" はちょっと抑えて、そろそろ前を向かなくては。生きることは、何か機能することであり、何処かや誰かを照らすことなのだから。
反省しきりの年の瀬。自分を見つめ直し、整理整頓できるのもnote の効用だと思う。2022年にやることは概ね決めている。ここで詳しくは書けないが、何らか【仕事】を始める。それ以外のことは、全て体力維持とボケ防止につながることばかりだ。思いつくままに書き出して締めとする。
【note】書くべき主題と書く意義を探しながら。
【散歩】一日一万歩。気候の良い季節はジョギングも。
【音読】的確な日本語を明瞭に話せるように。
【野鳥観察】まずは知識。名前と鳴き声の判別。
【ギター】2年間ご無沙汰。弾き語り練習。斉藤和義。
【ゴルフ】コンスタントに二桁スコア。時々80台。
【英語】YouTubeが教材。TOEIC受験。使う予定は無い。ボケ防止。
【史跡巡り】この地方の戦国時代史跡をおさらい。
【競馬】エフフォーリアを応援。一回はWIN5を的中したい。
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これが今年最後の note です。暖かいコメントに励まされ、何とか続けることができました。来年も "note の背骨" と "書くことの意味" を模索しながら、無理することなく楽しみながら続けていくつもりです。
皆様、有難うございました。良いお年をお迎え下さい。
< 拝 >
P.S. 今日は有馬記念。
私の夢は、エフフォーリア ⇒ タイトルホルダー、ディープボンドです。