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フォローしている "おりーぶ" さんが、数日前にビートルズの「If  I  fell」について書かれていた( ↓ )。曲の邦題は「恋におちたら」。1964年に発売されたアルバム「ハード・デイズ・ナイト」に収録されている。

※note の記事からの推測ですが‥  "おりーぶ" さんは北海道出身で現在は鎌倉にお住まい。料理関係の仕事を生業としている。その他映画、音楽、舞台にも造詣が深く、それらに関する活動 (お仕事?) もされている方‥とお見受けします。私は "おりーぶ" さんの、 "大阪で働きながら料理の勉強をしている頃の話" が何だか切なくて好きです。

高校1年の時だからもう50年も前のこと。音楽の授業で "全員が何かを発表する" という企画があった。やりたいこともやれることもなく困っていたら、クラスメイトのコーイチ君が「ビートルズの曲をいっしょにやらない?」と誘ってくれた。その時の曲が「If  I  fell 」だった。

コーイチ君がギターとジョン・レノンのパート、私がポールマッカートニーが歌う高い方のパートを担当した。放課後に毎日練習して、まずまずのレベルに仕上がった。発表会でも好評だったと記憶する。

"おりーぶ" さんの記事で懐かしくなり、YouTube にある原曲を聞いてみた。いっしょに口ずさむと、声が全く出ないことに驚いた。加齢とともに声出しが苦しくなっているとは承知していたが、想像以上(以下?)だった。
「'Cause  I couldn't stand the pain ~」の「pain ~」が曲中で一番高い箇所なのだが、まるで出ない。「遠く及ばない」と言った感じ。 


" I used to sing in a high voice. "   ここで英語は要らないのだが‥  その昔私は高い声で歌ったものだ (直訳)。高校時代はニール・ヤングを弾き語っていたし、大学のブルーグラスのバンドではテナーパートを担当していた。
※ ( ↓ ) 添付のような曲を演奏していたので、高いGとかAまで出せていたはずだ。Aはギターだと1弦の5フレットの音。


「使わない機能はあっ! と言う間に衰える」は老人の習い。この自粛2年で私の "歌うたい機能" は急速に衰えた。 

中国にいる時は、大声を出せる部屋に住んでいたのでいつもギターを手に一人で歌っていた。帰国後は住宅事情面の理由もあるが、コ◇ナ禍の状況とか気持ち的に歌を歌うのは憚(はばか)られた。

"歌うたい機能" の低下を詳しく述べる。高い声が出なくなっただけではない。音感は悪くなっているし、リズム感も怪しい。頭の中にず~とあったメトロノームの調子がおかしいことに最近気付き、とても辛くて悲しい。もちろん歌詞はちっとも覚えられない。

秋に甥っ子の結婚式がある。斉藤和義「ウェディングソング」の弾き語りの練習を始めた。歌の中の一番高い音は A (前述)。到底出ない。首を絞められた時の声になってしまう。1音下げてもまだ苦しい。
まだオファーが来ていないことが幸いだ。しばらく練習は続ける。

< 了 >

P.S.  私が愛用するギターは、1975年製のマーチンD28。いわゆるビンテージ。大学時代の同居人で、今は日光山輪王寺の総務部長にある鈴木常元氏から譲り受けました。近い将来孫に引き継ぐ予定です。

1975年製  マーチンD28 シリアルNo.368895


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