SEKIROクリアした話
なんだかんだ裏ボス撃破まで30時間はかかった。
正直こんなに難しいと思って、もうクリアできないんじゃないか?って思ったゲームはこのゲームくらいじゃないかってくらい終始難しかった。
ただ、それと同じくらい良い集中と充実感があったのも事実なんだけれど、それがイマイチよく分からなかった。
こんなにも難しいゲームで、数えるのも遥か昔に忘れたぐらいやられまくったにもかかわらず、懲りず常にコントローラーを握り続けたのが。
SEKIROは難しい。俺自身が下手なのもあるけど、それでも難しい。もっと簡単に出来たんじゃないのか?と思った事も何度もあった。「そりゃ難しくしときゃ達成感なんて嫌でも感じるよな」なんて思った事もあった。
でもただ怠惰的にやっていたわけでもない。何度もやられては「次はいけるんじゃないか?」とどこか反発心が湧いてくる。まるで大金をつぎ込んで、次こそは当たるだろうと当たりもしない台に向かって熱中しているパチンコ好きみたいに。
本来ゲームって気持ちよくなって、その気持ちよさを再度感じたいが為に遊んでいる部分があるんだろうけど、このゲームは逆に何度やられてももう一度ボスにぶつかっていった。我ながらちょっとマゾいと思った。
確かに絶妙な弾きのタイミング、ダメージ量、モーション、全部がいい具合にきっつい斜行の壁を作っていたのもある。
何度やられても次はいけるんじゃないか?と、どこか惜しい気持ちを感じさせてくれる憎むに憎みきれないやりごたえのあるゲームだった。