かっこいいバンドを見つけた
最近かっこいいバンドを見つけました。
NOISEMAKERってバンド。
北海道で結成されたロックバンド。
coldrainやCrossfaith、SiMとも共演しており、2000年前半のニューメタルやヘヴィロックからの影響を感じさせるNOISEMAKERのサウンドが今、僕の中で熱い。
というのも、ここ最近はヘビロテしまくっていた大好きなバンドに少し食傷気味だった。どんな大好物でも毎日食べていれば、他の刺激が欲しくなってくるもの。
何故、彼らのサウンドに惹かれたかというと、前記した通り、彼らのサウンドから、今のバンドにはあまり感じさせないニューメタルなサウンドをしっかりと感じたからだ。
昨今のバンドを聴いてると、かなりEDMよりのグルーブ感だったり(特に海外のバンド)、所狭しとテクニカルなフレーズを用いていたり、DAW上で編集したようなブレイクダウンだったりと、正直な所、それに対して辟易としていた。
僕の音楽の嗜好性は中学、高校の時に聴いていたラウドロック、ハードロックで、大体の基盤は形成されてる。当時と比べてみれば、今はさほどの新鮮さは無いにしても、ディグっていて「おっ!」と思えるバンドが最近はあまりいないなぁと感じていた。
そんな中でNOISEMAKERを見つけた。たまたま観たSADVENTURESのMVをきっかけに、他のMVも観てみると、疾走感とパワフルさを兼ね備えたグルーブに、シンプルながらそのストレートさがクセになるギターリフと、しばらく忘れていたロックバンドのかっこよさ、気持ちよさを彼らは教えてくれた。
NOISEMAKERを聴いていると「これだよ!これ!」とついテンションが上がってしまう。このストレートさ、疾走感、これこそ僕がロックが好きな理由だ。他にもBメロの軽快なラップもキャッチーだし、何より歌詞にしっかり意志がこもっていると感じる。
先ほど貼った2つのMVのいずれも、日本語訳が動画に収められており、非常に助かる。
英語の歌詞で歌っているバンドは、英語が日常的には使われてないここ日本でもかなりいる。しかし、僕は曲を聴きながら、その英歌詞の意味を理解出来る程英語に堪能なわけじゃないし、歌詞カードとにらめっこした所で、和訳してくれてるブログを探すか、Google翻訳頼りに自分なりに和訳していくしかない。英語の訳し方は翻訳者によってかなり解釈が変わるらしく、それならやっぱり作詞した本人がその英歌詞に込めた意味を知りたい。
MV以外にもCDに付いてる歌詞カードにも、和訳は載っている。個人的にはこの和訳がとてもありがたい。音楽はサウンドも大事だけど、歌詞の内容はそれと同等か、それ以上に大事で、歌詞の意味が分かるとその曲への思い入れも倍増する。
彼らはそのニューメタルのニュアンスを現代にまで継承し、且つオリジナリティを見出した、稀有なバンドだと思う。ただこの疾走感や軽快さ故に、聴いた第一印象はあまりドスっとこないかもしれない。しかし、彼らのサウンドは、ありふれた稚拙さではなく、しっかり自分達が表現したいものを表現し、研ぎ澄ましたバンドサウンドだからこそ、その歌詞とサウンドを堪能してほしい。
Apple MusicやSpotifyといったストリーミングでも配信されているが、CDには和訳した歌詞カードが入ってるし、ジャケットはVoのAGとGtのHIDEという実の兄弟がデザインしたジャケットでもあるので、手に取って置いてみるのも良いと思う。