変わることと変わらないことと夢
初めましての言葉は、いつも言葉に詰まる気がします。それは何も面識がないからであって、そして自分が人見知りしがちという事実も含まれています。
皆様初めましてGallo(ガッロ)です。若干人見知りで、それを微妙に隠しながら生活しています。現在のコロナ禍にあって「ある意味いい能力だな。」なんて楽観視しているくらいにはポジティブな人見知りです。
コロナ禍、まさかこんなに続くとは思っていませんでした。いや、少し思っていたのかも。でも日常が、街の中が、世界がこんな風景になるとは。
誰もが我慢して、顔が半分見えない生活をしていることが残念でなりません。もう約1年も友人とリアルに会っていないんだなと、ふと気付けば1年。
大好きなコーヒー屋さんがいくつかあります。どこもテイクアウトがありますが、ゆっくり店内でいただきたい。自分がコーヒーをいただいている間また新たなお客様が来て、そのお客様のコーヒーを淹れる香りがする。それがどんなに嬉しいことかと実感します。
さてそんなコーヒー屋さんですが、夢に出てきて一度も入れていないお店がありました。Galloの夢は記憶しているせいか、大体”夢で見る・行く場所”というものが多数です。たまに知らない場所が出てきますが、大抵は並行世界並みに知っている場所が、少し姿を変えて出てきます。
入れていないお店の名前は”aotsuya”さんと言います。ここは自分が住んでいるところから車で5分の場所で、当時はそこを通ったことがなかったので見知らぬ場所のひとつでした。急な坂を上がるとT字路になっており、ちょうど目の前にあるお店でした。一見雑貨屋と思って通り過ぎ、さらに冒険と称して車を走らせたゆえに迷子になり、見知らぬおじさんに色々教えてもらいました。そして「この辺で美味しいコーヒーを飲めるところはありますか?」と聞くと、「それなら坂を登ったすぐにあるaotsuyaさんがいいよ。ちょっとした古い家具とか雑貨も売ってるけど、コーヒーがうまい。青い屋根にクリーム色の壁だ。周りに木が生えているけれど、すぐ分かるよ。」と。
あれか。あそこはコーヒー屋さんだったのか。そう思った矢先に雨が降ってきました。「ここで雨が降るとあの坂は滝になるから早く今のうちに帰ったほうがいいぞ。車でも大変になるから、今度は天気予報を見てから来るといい。気をつけてな。」とおじさんに言われて、結局入ることは叶いませんでした。ここ数年aotsuyaさんが出てくる夢を見ていないので、結局行けずじまいです。
そんな夢からできた作品がこちらでした。
夢とは面白いもので、ありえないこともそのまま受け入れられる。変わることも変わらないことも、それが現実になる。夢で持っているゆとりを現実でも大事にしていきたいです。誰かに過度に委ねたり、互いに変わることを恐れたり、変わらないことを否定したり…ではなく、自分の良心の範囲で起こる変化に柔軟になりたいです。
そう言えば夢のおじさんが淹れてくれたコーヒー。ホットコーヒーにたっぷりバターを入れてくれたのだけれど、あれはいったい何だったのだろう…。
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