第二コリント 10章
わたしたちは肉において歩んでいますが、肉に従って戦うのではありません。
わたしたちの戦いの武器は肉のものではなく、神に由来する力であって要塞も破壊するに足ります。
わたしたちは理屈を打ち破り、 神の知識に逆らうあらゆる高慢を打ち倒し、あらゆる思惑をとりこにしてキリストに従わせ、 また、あなたがたの従順が完全なものになるとき、すべての不従順を罰する用意ができています。
コリントの信徒への手紙二 10:3-6
「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。
あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。
だが、あなたがたは世に属していない。
わたしがあなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。」
ヨハネによる福音書 15:18-19
第二コリント10章でパウロは教会内の敵対者たちについて反論する。
冒頭の引用に代表されるようにその反論は強烈である。全く和を以て貴しとなしていない。
キリストの平和とは世がいうような単に揉め事が起きていない状態ではないからである。
パウロは外見的にはみすぼらしく、手紙のようなテキストベースのコミュニケーション能力はあれど会話の能力は低い。
この土の器パウロはこの世のものである肉ではなく、神に由来するもので戦う。
そのような戦いはこの世の目から見れば愚か極まりないものに見えるだろうが、最終的に勝利するのはキリストである。
そしてこの戦いは言うまでもなく打ち壊すためのものではなく、作り上げるためのものである。
:「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。
わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。」
ヨハネによる福音書 14:27
:さて、あなたがたの間で面と向かっては弱腰だが、離れていると強硬な態度に出る、と思われている、このわたしパウロが、キリストの優しさと心の広さとをもって、あなたがたに願います。
コリントの信徒への手紙二 10:1
:わたしのことを、「手紙は重々しく力強いが、実際に会ってみると弱々しい人で、話もつまらない」と言う者たちがいるからです。
コリントの信徒への手紙二 10:10
:「闇から光が輝き出よ」と命じられた神は、わたしたちの心の内に輝いて、イエス・キリストの御顔に輝く神の栄光を悟る光を与えてくださいました。
ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。
この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。
コリントの信徒への手紙二 4:6-7
彼は見渡し、ダビデを認め、ダビデが血色の良い、姿の美しい少年だったので、侮った。
「わたしは犬か。杖を持って向かって来るのか。」
そして、自分の神々によってダビデを呪い、 更にダビデにこう言った。
「さあ、来い。お前の肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう。」
「お前は剣や槍や投げ槍でわたしに向かって来るが、わたしはお前が挑戦したイスラエルの戦列の神、万軍の主の名によってお前に立ち向かう。
サムエル記上 17:41-45
:戦車を誇る者もあり、馬を誇る者もあるが
我らは、我らの神、主の御名を唱える。
彼らは力を失って倒れるが
我らは力に満ちて立ち上がる。
詩編 20:8-9
:あなたがたを打ち倒すためではなく、造り上げるために主がわたしたちに授けてくださった権威について、わたしがいささか誇りすぎたとしても、恥にはならないでしょう。
コリントの信徒への手紙二 10:8