荒野の誘惑において、キリストは三度「と書いてある」と聖書を引用する。
"悪魔"の誘惑に対し、イエスは「わたしはこう思う」「神学的にはこうである」「論理的にはこうである」「たとえ話をしよう」とは語らず、ただ聖句を短く引用するだけである。
"悪魔"が二番目の誘惑でこの聖句を引用しても、キリストは短く「あなたたちの神、主を試してはならない(申命記 6:16 新共同訳)。」と聖句を引用し、答えるのみである。
「対立する聖句をどう捉えるか?」
「我々はどのようにそれを解釈すべきか?」
これはもうすでにキリストがわたしたちに示しているのではないか。