詩編10章は苦しむ者の視点から唄われた詩である。
神を信じない者が栄え、哀れな者が虐げられ、苦しむ様が語られている。
では、その苦しみや悩みは誰が与えたのか。
詩編作者は語る。
まさに、この苦しみは神が、わたしを造ったものがこのわたしに与えたのだ。と。
キリストは生まれつき目が見えない人について、弟子から尋ねられた際にこう答える。
この人が生まれつき目が見えないよう造られたのは、まさに、神の業がこの人のうちに現れるためだと。
パウロは四つの器について対比的に語る。
尊いことに用いる器、ありふれたことに用いる器、怒りの的である器、そして憐れみの的である器である。
造物主からみた作品である人間はそのようなものだ。そうパウロは語る。
では、憐れみの的である器とはどのようなものだろうか。
陶工から見て、憐れむ器とはどのようなものだろうか。