ガラテヤの信徒への手紙 4章
時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。
それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。
あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。
ガラテヤの信徒への手紙 4:4-6
そして更に言われた。
「安息日は、人のために定められた。
人が安息日のためにあるのではない。
だから、人の子は安息日の主でもある。」
マルコによる福音書 2:27-28
子と親をキーワードに律法と福音、パウロ自身とガラテヤの教会、アブラハムとその息子たちであるイサクとイシュマエルについて語られる章。
神とキリスト者の関係性は主としもべにも例えられるが無論それだけではない。
キリスト者は神より「父」を讃美する霊を送られ、それに応じて「父」を讃美する。
律法という呪いであり、人を閉じ込めるものであり、監視するものであり、罪の自覚しか生じさせないものの奴隷、正しさの奴隷であった人はキリストの福音により、神と親子の関係に入る。
正しさのために人間が存在するのではなく、人間のために正しさが存在するのではないか。
:神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。
あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。
この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。
ローマの信徒への手紙 8:14-15
:ガラテヤ信徒への手紙 3:10、3:23
:ローマ信徒への手紙 3:20