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日常にボクシングを〜マックイーン,ヴィヴィアンウエストウッド,ゴルチエにみるボクシングファッション〜


ウチの社長も若い頃
ボクサーファッションしてたらしい。

ただいま当店にある社長スタイリング


こんにちは,大阪なんばにある高級セレクトショップ「Gallery」社長のSNSスタッフです。
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三つのメゾンとボクシングファッション


2009年〜2010年にかけて,マックイーン,ヴィヴィアンウエストウッド,ジャンポールゴルチエと大手メゾンが次々とボクシングにインスパイアされたファッションを提案していた時期をご存知でしょうか?

アレキサンダーマックイーン


まず,2009年マックイーンの秋冬コレクション。

ボクシンググローブなど,明らかなインスパイアが見て取れます。

ヴィヴィアンウエストウッド


次に,2009年11月に日本で開催されたヴィヴィアンウエストウッドのランウェイ。


会場がボクシングで有名な後楽園ホールであったためか,ドレスとグローブを合わせるなどしています。

ジャンポールゴルチエ


ラストは,2010年秋冬,我らがゴルチエ先生(弊社は日本で最も古くからゴルチエを扱っています)。

エディットピアフと不倫関係にあり,「愛の讃歌」で一躍有名になったマルセル・セルダンというボクサーからもインスパイアされています。

ご本人。血糊までつけちゃって,可愛い。

ちなみに,ゴルチェご本人もボクシングコスプレで登場。お茶目で愛らしいです。

バスキアとウォーホル


さて,これらボクシングファッションが芸術的であると扱われ始めた源流は,1980年台に遡ります。

上は,1985年に開催された「ジャン=ミシェル・バスキアとアンディ・ウォーホル展」のポスターのための写真「ボクシンググローブ」シリーズです。有名芸術家の2人がボクサーのコスプレをしています。

映画「ロッキー」と「レイジングブル」

 この少し前,1976年にはかの有名な「ロッキー」が,

肉を叩く!

1980年には,マーチンスコセッシ監督の「レイジングブル」が

EVERLASTのグローブとパンツに着目!

それぞれ公開され,ボクシングが題材になった映画が世界的ヒットを飛ばしました。

ボクシングウェアの流行とデビッドボウイ


その流れを受け,1980年代初期にボクシングウェアのブランドであるLONSDALE やEVERLAST がロンドンで流行します。

実際,1984年には,デヴィッドボウイが「Let’s dance」のアルバムジャケットでボクサーファッションを披露しています。

しかも,LONSDALEのロゴにそっくりなBOWIEの文字

こうして,1985年,アンディ・ウォーホルとジャンミシェルバスキアがボクサーのファッションで写真を撮るに至るわけです。

ゴルチェのショピノバレエ衣装とボクシング


この時代の流れの中で,1983年から1993年の間,ショピノのバレエの衣装をデザインしていたゴルチエも,バレエの衣装の中にボクシングファッションを取り入れています。

右端,ボクシングです。
左はゴルチエとショピノ。

そんな流れがあり, 時は巡って2009年〜2010年,各種メゾンがボクシングファッションを展開しました。

現代のあなたも,日常にほんの少し,ボクサー要素を取り入れてみてはいかがでしょうか?

弊社のトルソーさん。ヴィヴィアンウエストウッドの手袋をグローブ風にアレンジ。



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SNS担当 横井



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