繊細な色彩
今週の美庵は
🌳和紙ちぎり絵紙彩画 阿部幸子展
を開催しております🤍
和紙ちぎり絵、私にはとても珍しい技法に思われましたが、先生がはじめた当初は流行していたとのこと
そんなむかし、先生が作品販売のイベントで、口の達者な“お姉様方”から
「こんなの私でもできるわよ!」
「これが売り物?」と、かなりズバズバ言われたそう、、、笑
水墨画、油彩などの教本からデッサン、構図、色彩のいろはをご自身で学び、いまの表現に至ったのです
あの時の“お姉様方”が今回の展示をご覧になったら、何とおっしゃるのでしょうか、、、
なかなか「私にもできるわよ!」とは言えない、絶妙で惚れ惚れする作品がずらりと、な今週の美庵です
写真で伝わりますでしょうか⁉️
実作品はもう少し明るいです💦
和紙の繊細さが、心をじんわりと包んでくれるように感じます🤍
お花がかなりカラフルですがスフマート的なぼかしによって空気に溶け込んでいます、独特な作品です
前面の白色のお花がはっきりしているのも、なんだか不思議な感覚です
花瓶には黄緑や青の和紙が使われていて、遊び心を感じます
背景の色の変化もおもしろいです!🟥🟦
もちろん、絵の具のように混ぜて色を作ることはできないので、和紙を重ねて重ねて、作り出しています
ご自宅でキウイを育ててらっしゃる阿部先生
(お世話はご主人が、、、とのことですが!笑)
キウイを家庭で育てられることにびっくり!
つるがよく伸びるので、お手入れも大変とのこと
今回の個展のなかで、先生やご近所さんのお庭の風景がたくさん登場します🤍
葉っぱの緑とお花の白がみずみずしいです
一つ一つよく見ると、黄色や紫が上乗せされたお花、茂った濃い緑、個性があります
先生の色彩のバランス感覚がすごいです🤍
🐝もかわいい🤍
こちら、色彩や構図がかなり挑戦的な作品
影に藍色、葉の葉脈に水色の和紙が使われています
背景もピンクに水色に、、、黄色に肌色に、、、と近くで見るととても面白い!
構図も「まっすぐじゃつまらないから」と、思いっきり曲線を描くように!
クリスマスローズの繁茂力生命力が、工夫によって爆発してます⭐️
和紙は心を惹きます🤍
発色、質感が見ていて和み、落ち着きます
直接作品には触れないですが、和紙の柔らかさに心が触れているような、不思議な気持ちに🤍
そんな和紙のいいところに阿部先生が培ってきた色彩感覚、表現が加わることで、題材の繊細で、優しい心が浮かんでくるようです🤍
最近では和紙を売るお店が少なくなっていて、ネット販売が多くなったそう
直接吟味してこその和紙なのでは?と寂しい気持ちもあります
阿部先生の和紙ちぎり絵から、和紙ブームが来るといいな〜なんて思いました
美庵には珍しく、F80の作品もございます❣️
お見逃しないように👀