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三大流星群!ペルセウス座流星群

誰もが一度は見てみたい流れ星。1年を通して様々な流星群を見るとこができますが、中でも1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群は三大流星群と呼ばれるほど比較的たくさんの流れ星がやってきて、毎年宙のエンターテイナーとして私たちを楽しませてくれます。
今回は、三大流星群の1つであるペルセウス座流星群のお話。流れ星に関する記事「流れ星は宇宙からの贈り物」も参考にしつつ、お読みください。

ペルセウス

ペルセウス座流星群は、その名の通りペルセウス座という星座で流れ星が見えるんでしょ?と思うかもしれませんが、残念ながらペルセウス座の周りだけで流れ星が見えるのではなく、広い宙のあちこちで流れ星が見えます。いくつかの流れ星が流れてきた軌道を辿ると1つの点に集まります。その点のことを放射点と呼び、放射点がペルセウス座のエリア内にあるのでペルセウス座流星群と呼ばれています。

ペルセウス座流星群は紀元前から記録が残されている歴史のある流星群です。少なくとも2000年前から様々な場所で観測されている記録が多く残っていて、流星群界の老舗の大御所と言っても良いかもしれません。

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このペルセウス座流星群の流星のもととなる塵を届けてくれている母彗星(ぼすいせい)の名前は、スイフト・タットル彗星と言います。この彗星は約130年の周期で太陽の周りを公転していて、彗星が通過した後の軌道にはたくさんの塵が残され、その塵も漂いながら太陽の周りを公転しています。地球がその塵の帯の中に入った時に、地上では流星群としてたくさんの流れ星を見ることができます。

彗星と流星群のしくみ

塵の帯といっても濃淡があり、帯の中心部分が一番塵が濃いいです。地球がその中心部分を通過する時が流れ星が一番よく見える日として極大日と呼んでいます。塵の帯の濃さの違いで極大日が決まっているだけなので、極大日にしか流れ星は見えないのではなく、極大日の前後数日間もペルセウス流星群の帯の中にいるので、流れ星を見ることはできます。
極大日は都合が悪い・・・見逃してしまった・・・という場合でも、あきらめずに前後数日間は宙を眺めていると流れ星に出会えるかもしれません。

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