新月のコラム~さそり座~
2021年11月5日(金)6:15にさそり座の新月を迎えます。「新月のコラム」では、シリーズで12星座の新月にまつわるお話をお伝えします。
月の満ち欠けの周期はおおよそ29日。月のリズムは私たちの身体や心と深く関わりがあり、女性はとくに影響を受けやすいと言われています。新月は満月と対象的で地球からその姿は見えにくいのですが、私たちにそっと寄り添い潜在意識に語りかけてくれているような不思議な繋がりを感じます。
新月はだんだんと形を変えていき、約15日間かけて満月になっていきます。月が満ちていくように、新月に始めたものは早いペースで成長していきます。物事を始めるのにぴったりのタイミングです。そして満月になると今度はだんだん月が欠けていくので、断捨離やダイエットに向いている時期となります。月のリズムを意識することで生活も整っていきそうですね。一ヶ月に一度しかこない新月の日は「始まり」のエネルギーが最も強い日となります。このチャンスを逃さないで、叶えたい夢を実現させていきましょう。
☆月は12星座のどの位置で新月を迎えるのか☆
太陽の通り道である黄道(こうどう)に12星座があり、それが誕生星座として用いられています。一方で、月の通り道である白道(はくどう)にも12星座が存在しています。
新月を迎える瞬間、月がどの星座の位置にいるのかで新月のパワーは変わってきます。12の星座はそれぞれ異なる力や性質を持っているので、その星座が持つ力を活かした願い事をするとよさそうですね。
さて、今回の新月は11月5日 6:15に「さそり座」で迎えます。「さそり座」のテーマと、叶いやすい願い事などをお伝えしたいと思います。
さそり座は、冥王星を守護星に持つ星座です。冥王星は肉眼では見えません。人間の無意識の領域を象徴しているとも言われています。冥王星が司るパワー・暗示は、「隠された力」「死と再生」です。目に見えない新月のパワーをもっとも強く感じるのは、今回の「さそり座の新月」のように思われます。
なんだか怖いイメージを抱きがちなさそり座ですが、よくよく考えてみると、死とは常に生と共にあるもの。すべての物事には終わりがあれば始まりもあります。生と死、始まりと終わり、それらは二つで一つのセットなのです。
さそり座を語る上で「生命力」というワードは外せません。今は人間の生命力の強さを認識すべき時代に入っているのではないでしょうか。
震災やパンデミック、さまざまな世の中の変化によって人生が断たれたように見えても、時間の流れの中でまた人は立ち上がり、人生を信じられるようになっていきます。これからも、築き上げてきたものが壊され、圧倒的な力によって大地が更地になってしまうようなことが起こるかもしれません。でも、整地されたその土地の上には新時代のより良い建造物が建てられていくことになるでしょう。失うことは悪い事ばかりではないはずです。
さそり座の力は破壊の部分が語られることが多いのですが、実はこの再生の部分こそがさそり座の本質を表しているのです。
「破壊」と「再生」の繰り返し、オールリセットが起こることで人は根本的に変わることができます。「生きながらにして生まれ変わらせる力」がさそり座の真のパワーです。
大きな変化の前は、誰しも不安で臆病になるかもしれません。たとえ暗闇の中にいても「さそり座の新月」を迎えるときは、未来へ繋がる“リセットスイッチ”を押す勇気を手に入れられるでしょう。未来は必ず良くなっていく、そう信じることが今は一番大切なのだと思います。
☆「さそり座の新月」はこんなキーワードを意識して願い事をしてみましょう☆
オールリセット
生まれ変わる
挫折や病気からの復活
果てしなく深い愛情
裏の部分を司る
見えない世界からのメッセージ
聖域の創造
独特の色気
限界を超える
レジリエンス
新月のエネルギーは豊かな人生を送るためのサポートをしてくれます。
人はきっかけがあると動きやすいものです。新月をひとつの“きっかけ”にして動いてみるのもよいのではないでしょうか。夜空を見上げるひとときが、あなたの癒しとパワーチャージの時間となりますように。