流れ星や天の川はどこに行けば見えますか?
こんにちは、星空案内人のまいの(mai-no)です。
今回は誰もが一度は見てみたい!と思う代表選手、流れ星や天の川を見るコツをお話します。どちらも押さえておくポイントは同じなので、是非参考にしてくださいね。まずはそれぞれが一体どんなものなのかを簡単にご紹介します。
流れ星は毎日見える
流れ星はかっこよくいうと「流星」といいます。
「星」と漢字で表現されていますが、私達が普段見ている星が降ってくるわけではありません。宇宙に漂っているほんの数mm〜cmの小さな塵(チリ)が、地球の大気と衝突した時に、大気の成分が混ざって光る現象をいいます。
流れ星は場所や時間の予告なくいきなり現れるので見えるのは本当に一瞬ですが、きちんと見えるポイントを押さえれば毎日見ることができます。
一度にたくさんの流れ星を見たい!という方は「流星群」もオススメです。
ゲームでガチャをすると普段のガチャより当たりがいっぱい入っているような、流れ星の一大イベントです。
色々な名前の流星群がありますが、どんな流星群も「◯日が極大ですよ」という1番流星が見られる日の目安があるので、まずはその日を狙って見に行くと良いです◎
激レアポケモン☆天の川
流れ星よりレア度が高めな激レアポケモンです。天の川は「川」と言っているけれど、実は数え切れない程の星の集まりで、ものすごく遠くにあります。明るい星達が集まっていますが、あまりにも遠くにありすぎて、モヤッと薄っすらした川のように見えます。
押さえておこう3つのポイント
次の3つをおさえて見に行ってみましょう!
1つ目:街明かりが少ないところ
何度もお話していますが、やはり星を見るときには明かりが少ないところが1番です。真っ暗であればある程良いです◎
2つ目:空気が薄くて綺麗なところ
空気が薄いところと言われてすぐ想像するのは「山」と回答する方が多いのではないでしょうか。標高が高く空気の層が薄いと、それだけ空気に邪魔をされずに星が見えます。
空気の綺麗・汚いを目で感じることはあまりないと思うのですが、「空気が美味しいな」と感じるところはありますよね。空気の汚さだけでも星の見え方は全く違うので、なるべく薄くて綺麗なところに行きましょう!
3つ目:月あかりが少ない時期
8月のコラムでもご紹介しましたが、新月に近い時期や、月の出没時間帯を避けて見に行きましょう。
カメラと人間の目のちがい
「天の川や流れ星を見に行こう!」といって下のような写真をいきなり想像して行くと「全然見えないじゃん!」と思うかもしれません。
カメラでは私達の目には見えない星の光もたくさん集めて撮影しているので、天の川が鮮明に写っています。写真と全く同じように、私たちの目にも星が見えるかというと少しちがうので、気をつけてくださいね。
ただ、実際とちがうからといって写真はニセモノというわけではありません。「映え写真をネットで見て行ってみたけど、実際は結構ちがった」なんてよくありますよね。でも現地に行った人だけが見た景色や感じたものは、その人だけの素敵な財産です。
撮って楽しむのもあり、自分の目で楽しむこともあり。みなさんはどんな楽しみ方がお好きですか?
文:まいの(mai-no)
星空案内人
千葉県出身。本職を星空案内にしたい、明るさと元気が取り柄の看護師。
宇宙や星も大好きだけれど、食べ物・音楽鑑賞・書道も大好きです。