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別れ

私たちは肉体があるかぎり
いつかはその肉体を離れるときがやってくる。

これは人間であれば、避けることができない。

その別れが親しい人、愛する人とのものであれば
傷つかない人は決していないのだと思う。

別れの時間が迫る中で、見送る側の人間は
その人の最期がいかにしあわせで満ち足りたものであったかを
心から願うしかない。

いつかは誰もがこの世を去る。

そしてその別れは、きっと見送る側の人の記憶に残り
何らかしらのギフトをもたらしてくれるはずだ。

人の記憶に残る、その人の生き様として。

魂は終わりなき旅を続ける。
肉体を終えたあとであっても。

その終わりなき旅で、どうかもっと自分らしく
もっとしあわせに満たされた時間が過ごせますように。

そして、どうか願わくば
私の最期も魂となった状態でも構わないから見届けてほしい。

私もこの世を去ったときに
笑顔で迎えにきてくれたら、尚のこと、うれしい。

人間は本当に欲深い生き物だと思う。
愛しい人との最期ですら、自分のことを願うのだから。

でも私は知っている。
これが本当の最期ではないことを。

きっといつか魂の状態で、また笑顔で会えること。


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冥王星からのメッセンジャー MAKI
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