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新感覚の購入者特典

まずは100人にしっかりと愛してもらえる絵本を作っている加戸です。

絵本『ひよこの夢さがし』はリリースに向け最終段階に入りますが、ここにきて一つの悩みが頭の中をグルグルしています。

今回の絵本制作のきっかけは、ようやく本格的な絵本(ハードカバー)を、在庫を抱えずAmazonで販売できる方法、小ロットで好きな分だけ印刷して販売する方法にたどり着けたので、まずは試験的に自社でやってみるということでした。

絵本の出版は基本的には在庫リスクが伴うものなので、受注発注というのは画期的です。今後GalaxyBooksで絵本事業をやるのであれば、著者はこのメリットを受けられます(これは大きい)

しかし、絵本を1冊から承り、フルカラー印刷、製本、配送となると、一般的なまとめてロット印刷をする絵本よりも販売価格が高くなります(何千冊とまとめて印刷すると1冊あたりが安くなる)

個人で絵本データを印刷屋に持って行って1冊だけ製本すると、仕様にもありますが5,000~10,000円くらいするそうです。

今回僕がやろうと思っている受注販売、もしくは小ロットでの限定販売では、そこまで高い販売価格では厳しいという話をしていて、もっと下げてもらうようにします。

とはいえ、一般的な絵本よりも少し高くなります。受注発注や小ロットでの絵本販売なので仕方のないことですが、ここに頭を悩ませていました。

そこで、どうすれば販売価格が少し高くても買ってやろうと思ってもらえるのか。もちろん全員に当てはまることはないと思いますが、僕なりに少しでもお得感を持ってもらえるような購入者特典をずっと考えていて、ようやく着地しました。

そして、思いついた絵本購入者特典がこちらです。

絵本『ひよこの夢さがし』の書き下ろし小説版データをプレゼントします。

は? 絵本の小説? となりますよね。

もう少し説明します。

絵本では書ききれなかった描写を入れ込んだ、約1万文字の読み切りサイズの短編小説(PDFデータ)を読んでいただけるようにします。

恐らく絵本の小説版を読んだことがある人はほとんどいないと思います。理由は、国内で絵本が小説化されることはものすごく少ないからです。参考までに、絵本が小説化されにくい理由をまとめました。

①視覚的要素の重要性:絵本はイラストがストーリーの一部として重要で、小説ではこれらを言葉だけで伝えるのが難しい。

②ストーリーのシンプルさ:絵本は短くシンプルな物語が多く、小説化するには大幅な拡張が必要で元のエッセンスを損ないやすい。

③対象年齢の違い:絵本は子どもから大人向けでシンプルな言葉を使うけど、小説は大人向けが多く、複雑な表現が必要。

④成功モデルの少なさ:絵本から小説への成功例が少なく、プロジェクトとして実行されにくい(儲からない)

このあたりかなと思います。でも、僕の場合、小説は売り上げ目的ではなく、絵本を購入した人への特典のためなので、やってみるのはおもしろいかもしれません。

絵本の16コマがどのような小説になるのかは少し気になります。そして、絵本を購入した人のほとんどが絵本の小説版は読んだことがないと思うので、新感覚の提供ができると思います。

・絵本(商品本体)は小学校中学年くらいの子どもから大人向け

・小説(購入者特典)は中学生くらいから大人向け

これが可能になると二度おいしい絵本になるイメージです。購入者特典で絵本とは違った印象を受ける短編小説『ひよこの夢さがし』をお楽しみいただければと思います。

結論と宣言。

僕は今、購入者特典の『ひよこの夢さがし』の読み切り短編小説(約10000文字)の執筆にチャレンジしています。必ず書き上げます(小説は書いたことがありません)(思っていたより難しい)

そして、絵本の小説版という新感覚をみなさまにお届けします。

ということで、引き続き進捗状況などもお伝えしていきますので、絵本に興味ある人は見てください。興味ない人も見てください。

絵本は本当に奥が深いので、まだまだ勉強します。感じたこと、思ったことはシェアしていきます。

応援よろしくお願いします。

【プロフィール】
GalaxyBooks株式会社
代表取締役社長 加戸 昌哉

1985年 滋賀県生まれ。
高校卒業後より3年間FM局にて番組アシスタント。
その後上場企業にて不動産営業、通信営業を経験。

2011年 akippa株式会社入社
2013年 取締役就任/出版事業開始 
2016年 galaxy株式会社設立
2017年 M&A
2018年 MBO 
2019年 事業再生
2020年 大手アライアンス提携・資金調達
2021年 GalaxyBooks株式会社に社名変更
2022年 助け合い(愛)プロジェクト100を掲げる
2023年 著者100人パーティー開催

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