スクールアイドル同好会からあなたへ
アニメラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第2期第13話響け!ときめきー。
最終回。
話が進む度に常に最終回クオリティと言われ続けたアニガサキ2期も本当の本当で本当に最終回。
放送前、まるでリアルライブ前の緊張感から見終わったあとの余韻としてはとてもさわやか爽快の気分になり、終わったのに喪失感みたいなものは強く感じなく、このアニメが1クール13話走りきったことに感謝を覚えました。
そんな素晴らしい最終回を迎えたアニガサキ2期の締めくくりとして自分が受け取った13話の感想(考察?解釈?)をここに綴りたいと思う。
自己解釈強めですが、よければお付き合いください。(1万字超え)
FIRST LIVE with You
いきなりですが、過去の思い出話になります。
私はラブライブ!シリーズには強い関心がある方なので、スクフェスの新プロジェクトであるPDP(PERFECT Dream Project)声優発表のニコ生かなにかを視聴しました。
そのプロジェクトが現在の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の原点です。
その時点では興味は薄く、別に追いかけたい等は感じなかったと思います。
その後2019年にあったフェスイベントのひとつランティス祭りに参加、虹ヶ咲という存在を強く認識し、その後同年に行われた虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会1stライブday2に参加しました。
そのライブで見せた虹ヶ咲ならではの景色や楽しかった思い出がずっと心に残り続け、そして今後も応援していきたいという強い思いが生まれ、自分なりに虹ヶ咲の応援をしてきたつもりです。
そんな思い出があるので今回の話にとにかく多い1stライブとの共通点によりフラッシュバックしてしまう感情が強く、結構贔屓目があります。
贔屓目があると書いたのは、まあ割と目にしてしまう今回の13話に対するネガティブな感想がこのライブシーンにあることが多いから触れてます。
この最終回をどう捉えるかでアニメの評価は変わってくるのだろうなと思う。
私も思うところがないこともないがそれを含めてとても素晴らしい作品だと評価してます。
そんな良い意味でも悪い意味でも冷静さを欠いてしまうライブ描写。
しかし、アニメだからこそ生まれたニジガクメンバーの関係性や成長も強く感じられる内容だったのも事実。
別に批判を賛同に変えたいとかそういうことはなく、実はこういう意図もあったんじゃないかと考えるのも一興なのです。
では本題に入ります。
鐘嵐珠
かつてはソロアイドルにして頂点。
孤高にして最強とまで言われた彼女。
そんな彼女の口から出てきたのは1話でEutopiaを披露する前にしたようなスクールアイドル鐘嵐珠を象徴するかのような発言。
しかし付け加えられてるはわたしたち。
同好会の1人として活動するようになった彼女が、仲間を意識してる発言にもう泣きそう。てか泣いた。
舞台裏の円陣のくだりも自分のやりたいという感情を素直に表現できるようになったランジュの素直さの成長を感じ、本当良かったなあという気持ちでいっぱいです。(←親かな?)
また、ライブのかすみとハイタッチするのも直近の負けられない発言してる=ライバルとしての意識が強く表現されてるとも感じ凄く好きです。
めちゃくちゃ余談ですが、リアルライブ舞台裏でもメンバーのソロの繋ぎ等でキャスト同士でそういうやり取りもあるらしく仲間ってことよな、、と感情にもなります。
中須かすみ
同好会部長として舞台裏で円陣まとめてるの凄くいいよね、いい。←掛け声は歩夢に取られてる?原作準拠です。
一貫して自分の可愛いを貫き続ける彼女の描くワンダーランド。
誰にも見向きもされないかもしれない可愛さでもファンには伝わってるしそして応援されてる。
それが L O V E か す み ん !
バルーンという遊び心も彼女がファンとの交流を大事にしてる証なんだろうな。
また負けられないというライバル意識も強いのが中須かすみのいいところなんだよな。
トップバッターではなく2番手なのは割とリアルライブ要素かなーと。
あとバルーンは1st宮下愛の時のバルーン演出じゃないかなーと。
近江彼方
12話で凄まじいお姉ちゃん力を発揮し、人生の先輩として強く後輩達に頼られてることが伝わった彼方。
そんな彼女のステージはまさに彼女の夢の国。
うっとりした幻想感に心が癒されまた眠気も誘う心地良さ。
ステージ再現度がリアルライブまんまで流石だなと。
あなたは知ってますか?リアルにベッドが出てきて月に乗って現れるスクールアイドルがいることを。
さて、
あまりに意味深描写の多い彼方のステージ、というか近江家。
近江遥ちゃんと近江母。
彼女たちが出てくるシーンで思い起こされるのは3話と12話。
3話から料理が上達したという話を更に伸ばすかのような厚焼き玉子サンドby遥ちゃんということで成長を感じオタクも涙。
そして12話といえばラブライブ!出場。
これは状況証拠を基に作り出した妄想なのだが、遥ちゃん所属する東雲学院スクールアイドル部はラブライブ!予選に勝ち上がれず敗退。
負けてしまい落ち込んでる遥は、でもお姉ちゃん達に応援されたことと凹んでる姿を見せたくないという思いから元気に振舞ってる。
そんな様子に気づいてる彼方と母はでも何も言わないで受け入れている。
そして迎えた虹ヶ咲学園1stライブ。
彼方からエールを貰った遥は姉と同じように横断幕を作り、応援。
それに答えるかのように歌う彼方。
そんな姉の姿に笑顔になって喜んでる遥を見る母。
近江家の親子愛や姉妹愛が凄く伝わってくる描写で見てるこっちは号泣だよ。
12話でエールをもらったアイドルが更に別のアイドルにエールを与えるってのも地続きでいいんよな。。。
またここで歌われてる楽曲は「My Own Fairy-Tale」という楽曲なのだが曲の幕間にこんな台詞がある。
スクールアイドル近江彼方。
彼女の夢の国ではみんな笑顔でいられる、いさせる世界。
そして妹の笑顔が彼女にとってのわがままであり幸せ。と捉えるととてもいいよな、って。
それと近江母に関しては1期7話で描かれた母のメッセージにある次のライブは絶対に教えてね!っていう娘のライブに行きたかった描写の回収にもなるのが本当に好きです。
エマ・ヴェルデ
可愛すぎるぞ、エマ・ヴェルデ!!
披露されたるは2ndシングルの「声繋ごうよ」。
ここのぬるぬる作画が本当に気持ち悪いくらいよく出来ててエマちゃんの可愛さが強く表現されてましたね。
振り付けも原作再現、もう最高。
子供たちに応援されてるエマ・ヴェルデってのが本当にいじらしいくらい最高だよな、うん。
子供たちが壇上に上がらないのも今回は1人のステージ意識とかそういうところかなーって。
そしてまさかのヴェルデ家登場。
配信で世界中と繋がる演出もこういうところに活きてくるんだなと嬉しくなる。
ヴェルデ母のママ味つよっ。
妹ちゃんはお姉ちゃんに憧れるのかもしれんなーとか妄想も捗る。
それしても順番。
この後に天王寺璃奈が控えてること。
声繋ごうよからテレテレパシー。
ファンと気持ちを繋げたい2曲で続けたのははたして偶然なのだろうか。
この後のミアとのくだりも考えるとやはり狙ってるとしか。
天王寺璃奈
冒頭まさかのりなちゃんボードの故障でまさか??と思ったらそれ以上のものが飛んできたので泣くしかなかったオタクです。
初のライブに少しの怖さと緊張があるミアの様子を感じ取った璃奈。
ボードが故障してしまってるせいで素顔を晒すしかない状態だが、ミアを勇気づけるためにステージへ向かう。
これはTwitterにも書いたのだが天王寺璃奈にとってのりなちゃんボードとはファンと気持ちをもっと繋げるために必要な大切な存在。
気持ちを表情に出せない彼女のコンプレックスを埋められる大切なもの。
それが無いということは本当の気持ちが伝わらないのではないかという恐怖が生まれるのではないか。
そんな状態なのにミアのためにも自分がスクールアイドルをしてる姿を見せようとしてる、その気遣いや優しさ、そして覚悟が天王寺璃奈の成長と人間性を強く表してると感じて、強すぎて、エモいしか言えん。
そして「テレテレパシー」。
ファンに答えるために体力作りなどの努力も欠かさない彼女が歌うは、彼女の伝えたい内なる思いがダイレクトに表現されるこの楽曲。
しかしいつもと違いボードが無いせいで歌ってても表情が無表情になってる彼女。
そんな彼女に対してファンが行ったのがサイリウムによるりなちゃんボードの笑顔のヒカリ。
彼女が無表情でも笑顔なことが伝わってるかのような演出に見る度に涙腺が緩む。
ファンのサイリウム団結度高すぎてオタク試されてるのは笑う。(←こっちの話)
また、これは1期6話の話だがツナガルコネクト披露前のステージに反射した自分の顔が笑顔になった演出と今回の壇上と客席の位置的に下を見たら笑顔の璃奈ちゃんがいると捉えることも出来る。
いや、エッモ。ほんとかよ。
感じ方は人それぞれだがここのスタッフは対比が好きなので間違いでもなかったりなんだり。
トロッコにあのよくわからない電波棒まで原作再現率高いのも、もう触れるのも今更か。
ミア・テイラー
璃奈からのエールを貰ったミアが繰り出すは「Toy Doll」。
明るくポップ、それでいて乗りやすく盛り上がりやすい、ライブ映えもさることながらファンとの一体感も強いこの楽曲。
過去のトラウマがあるからこそ自分で歌うことから逃げてきたミアが楽しそうにそして気持ちよさそうに歌い上げる姿はこちらも嬉しくなる。
栞子とランジュの優しい眼差しよ。
パフォーマーとしてここまで出来る14歳の今後が楽しみすぎるよ。
余談だがリアルでのToy Dollはガチでやばい。
楽しくてやばい。ほんとに。腕やばい。
それとアニメ解釈は知識不足だがこの楽曲の元ネタであるスクスタのミア・テイラーキズナエピソードは一読の価値ありなのでミア推しは読んでくれ。
朝香果林
最近上級生にしては脆く儚い印象すら受けるセクシー系お姉さんこと朝香果林。
そんな彼女が椅子に座ってバラード曲「Wish」を歌い上げる姿はなんとも美しい。
全てがリアルライブ踏襲なんだが今の朝香果林にはこれが抜群に似合ってしまうんだから脚本の恐ろしさよ。
エマかなの見守る視線isGood。
今の瞬間を全力で進むと決めた彼女の笑顔は本当に綺麗だ。
個人的な話、Wishはかなり好きな曲なのでこれをアニガサキで見れたの嬉しい。
宮下愛
あなたは覚えていますか。
2期4話でステージに上がる愛に対して後ろから抱きしめる形で励ましていた璃奈ちゃんがいた一幕を。
その後振り向き、行ってきますと答えた愛。
時が進み、2期13話。
ステージに上がる前に璃奈と正面から抱きしめ合い、行ってくるね、行ってらっしゃいと答える愛と璃奈。
もう、ね、りなあい、なんですよ。(語彙忘却)
ちゃんと向き合ってること、掛け合い、二人の距離感。
これがもう、本当に、最高で。泣くわ。
「友&愛」。
ここの演出は完全にDiver Divaファンミで本当に憎いことをする。
リフター懐かしい。
俺の記憶だとファンミでこの曲が披露されたわけではないがファンと友達なことを何より意識してる宮下愛が、仲間でありライバルの朝香果林と一緒にいることも含め、よいんですよねー。
そして挟まれる川本美里。
4話にて重要な役割を担ってた彼女。
周りの勢いに当てられて振ってたサイリウムを高く上げて応援する様子は、慣れない現場でどうしていいかわからない初見ファンが周りに合わせて振ってライブを楽しむかのような雰囲気を感じて良い見せ方だなと思う。
また、ファンとアイドルの関係性が一番強く出てると個人的に認識してる2期4話のアフター的な見方も出来るので本当に好きなシーンです。
ああ、4話好きだわ、うん。
まあ、4話の感想は書けてないんですけどね。←書けよ
三船栞子
この女の覚醒した笑顔で一体何人ものオタクが三船栞子になったのか。(三船栞子になるってなに?)
EMOTION衣装がほんとに映えるというか、すげえ好きだわ。
そして「翠いカナリア」。
これは栞子が自分に素直になり、感情が爆発した結果生まれる魂の曲。
スクスタ文脈がめちゃくちゃ強くはたして今のアニガサキ栞子に歌えるのか?という疑問はあるのだが、自分の殻という鳥籠から飛び出たカナリアのように世界に飛び出したということであればまあ、ないこともない。
普通に映る三船薫子に姉が妹を見守ってると捉えることも出来るんだがどうしてもスクスタとかいうのが過ぎると、、、面白いね、うん。
そして、R3BIRTH(リバース)。
ユニット名が表記されてないので書くのもまずいかな?とも思うが今更なので。
三船栞子とミア・テイラーと鐘嵐珠で組むやり直しユニット。
言い方がアレだが彼女達がスクールアイドルとして再出発をしたと考えればないこともないと思ってる。
12話にて匂わせた3人の特訓の成果ステージ。
あまりに唐突すぎる展開と流れてるのは栞子の曲なので知らない人にはポカンなのも納得するところ。
恐らく歌われたのは「MONSTER GIRLS」。
ばけもんみてえな楽曲なので知らない人は聴いてみてね。
5thでは間違いなく流れるので。
新曲もくれ。
桜坂しずく
サプライズ演出に過剰反応桜坂しずく、好きですね〜。
さすがにオードリーA・ZU・NAは俺も変な声出ました。やるじゃん。
桜坂しずく楽曲の中でも一二を争うくらいに好きな楽曲「オードリー」。
大女優の名を冠したこの曲を表現する演者としての桜坂しずくと中の人前田佳織里さんが素晴らしくて本当にやばい楽曲。
割と歌詞を見るとSolitude Rainとの親和性が高かったりするのでこれまた良い選曲。
上着を脱ぐことで2面性が現れるのも憎いんだよな本当に。
舞台に立つ、3人で立つ。
これもまた2期5話、なんよな。
余談ですが、1stのオードリーマジで凄いので見てくれ。
優木せつ菜
「MELODY」。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を知っていく上で先に曲から好きになり、それからキャラが追いついていくことが多かった自分の事情があるのですが、その時に引っかかった曲のひとつがこの曲。
MELODYというタイトル通りとても綺麗なサウンドと優しくそれでいてとても心に響いてくる歌声。
優木せつ菜もとい中川菜々を語るのにとても重要な役割をしてるこの楽曲がアニガサキで歌われる意味を考えると自然と身体が熱くなります。
自分の大好きを貫いてスクールアイドルとしてステージで歌う我が子を見る中川母。
大好きを叫ぶ優木せつ菜。
MELODYにはこんな歌詞がある。
簡単に訳すと親子和解の歌なのだが、自分の好きを伝えることを躊躇っていた彼女がこんなにもまっすぐ思いを伝えられるようになった。
自分を貫くことを隠す必要がなくなったこと。
そして、歌に乗って届いてほしいのと同時に支えてくれている存在に感謝もしている。
素敵だなって。
すれ違ってたかもしれないけど、それを乗り越えてそして今の自分がいる。
完全無敵のスクールアイドル優木せつ菜から漏れ出す魂が強く刻まれてるこの曲が本当に好きなんだよな。
文脈を全部理解するにはスクスタを読んでくれとなるがアニガサキの解釈も十分に感じれるなと思います。
これまた余談だが、1stのMELODYを歌い上げる楠木ともりさんの歌声が本当に魂篭っててテンション上がって熱いのに涙が止まらなくなる。
それと今回の作画から凄く楠木ともりを感じて勝手に目頭が熱くなる。
あとカラオケで歌うと気持ちいいです。
そして泣きます。
上原歩夢
あゆむううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
あーん(泣)(泣)(泣)
この曲は、やばいんだって。
リアルタイムマジで近所迷惑レベルの悲鳴出た。
上原歩夢楽曲で一番好きな「開花宣言」。
これを聴きに当時の1stライブに参加したといっても過言ではないくらい好きな曲。
思い入れが強くなりすぎて冷静に見ることが出来ないほど好きなのです。許して。
純粋に楽曲として好きだった部分を歌詞と物語で肉付けした結果、上原歩夢というスクールアイドルを語る上で重要な役割があるものになった。
スクスタ文脈を語ると長くなるし、チラ裏なのでアニガサキで歌われたことの意味を紐解く。
12話で海外のファンに夢を与えることが出来たことを知った歩夢。
その夢を応援するべく海外に短期留学をすることを決意。
ファンの為に自分が出来ることを。
上原歩夢の成長はファンが居てこそ成り立つ。
スクールアイドルとして花開いた一輪の花はファンからの応援という名の光や水、そして愛を与えられ、すくすくと伸びていく。
応援してきたファンの気持ちに応えるために、歩みを止めない、小さかった蕾がいつか大きい大きい花を咲かせるために。
普通の女の子だった彼女だからこそ寄り添うことの出来るスクールアイドルとしての姿。
自分の頑張る姿から皆に元気を、そして勇気を。
ファンからアイドルへ。
アイドルからファンへ。
それがアニメでみせた開花宣言。
私が大西亜玖璃さんという声優を推しにしたきっかけのひとつでもあったりする1stライブ文脈は本当に強い。好き。
その辺りはまたいつか。
高咲侑
スクールアイドルとは。
いち一般人ファンから作曲家になり、自分のトキメキを表現してきた侑。
作曲家となった彼女の名は徐々に広まり、楽屋にフラスタまで送られてくるようになる。
描写としては曖昧だが侑が同好会のメンバーとして知られてるのは虹ヶ咲学園生達とSIFに参加してた高校の一部生徒だけのような気がする。
その存在が認知され、名実ともに虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーになれた彼女。
みんなのように歌って踊るわけではない。
ただ自分の夢をあきらめないで追ってきたからこそ、たどり着いた夢の到着点。
トキメキを与えられた存在からトキメキを与える存在へ。
それはすなわちアイドルと同義。
道は違えど彼女もスクールアイドル。
そして想いはひとつ。
スクールアイドル高咲侑が伝える物語。
「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はずっとあなたと一緒にいるよ。」(←こういう時は上原歩夢なんですよ)
未来への行進
13色の虹が紡ぐ新曲にしてラストナンバー。
それぞれのソロ歌唱の映像や振り付けが入るとかいう粋なところ含め挿入されるいつかの同好会の景色がとてもとてつもなく、エモ良い。
本当に見え方が見る度に変わっていく楽曲でフォーメーションダンスも1期OPだった虹色Passionsを思い起こさせたりとか歌詞の虹や夢や未来の部分だったりと完成版がはやく聴きたい。
夢ここのアンサーソングにまで聴こえてきたな……。
あとCGすげえよなと改めて。
そしてこのシーンの真髄はステージの後ろの箱でピアノを弾いてる高咲侑。
かつては遠い客席から、それから正面ステージの対角位置から、そして皆と同じ目線の舞台上へ。
同じ景色を見るということ。
見ることが出来るということ。
それぞれがそれぞれの夢を追うからこその繋がりと同好会という形。
虹となった輝きが世界中に広がっていく。
トキメキは全世界へ。
未来はどこまでも続いていくから。
虹の先へ
三学期に入り、栞子は生徒会長、果林は物思いに更けるほど寂しかった未来=将来のことについて考え、かすみは部室に椅子を置こうとするなどメンバーの状況は確実に変化する。
変わったといえばランジュ。
自分の気持ちに素直になった彼女にもう曇り顔は似合わない。
キャハッ☆ってるランジュの笑顔が見れておじさんは満足です。。。ありがとう。。。謝謝ラ。
そして、歩夢は留学。
なんだかどこか歩夢と侑に似てる彼女達はどうやら本当に似てるらしい。Twitterってすげえな。
英語が堪能の上原歩夢に驚くが、これをあのあぐりが言ってると思うと笑いが込み上げてくるのは俺だけだろうか。
はい。すいません。
彼女たちの時は進んでいく。
今まで1人で起きていた描写の無かった侑も幼馴染が居ないからなのかしっかり起きて準備してる。
侑の視線の先には晴れ空に浮かぶ虹。
ラストシーンの侑の笑顔だが2期で度々描かれてきた正面笑顔カットの最終進化形態と捉えてる。
ここのスタッフは変態集団アニガサキスタッフなので、対比大好きなのでほぼ間違いない。
1枚目上が応援してくれた同好会に対しての笑顔。
その下が舞台下にいる同好会を応援してくれてたファンに対しての笑顔。
2枚目上が鐘嵐珠に対する笑顔。
その下は虹に向かって笑顔。
見つめる先が彼女の進んできた道に対する答えとするなら。
同好会からファンにそして仲間から虹へ。
笑顔の先にあるものは彼女のトキメキ。
ラストシーンの笑顔を見ているのは画面の向こうにいる視聴者。
本編はここで終わり、ED。
「次は、あなたの番!」
自己投影の対象であったあなたちゃんというファン代表が1人の夢見る少女に変わり、そして夢を叶えるために紡いできた物語が幕を閉じた。
そしてトキメキのバトンを受け取ったのは紛れもなく、虹ヶ咲のファンである私たち。
「私は夢を叶えたよ!やりたいことやろうよ!」
こんな言葉が聞こえてくるようだ。
メッセージ性を語るわけではないが、制作サイドはここまで考えていたのだとしたら本当に舌を巻く。
トキメキを受け取った側が何をするかは個人の自由である。
しかし、どうあれ彼女のバトンを受け取ったという事実だけは胸に仕舞いたいと思う。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のスクールアイドル、13人目のメンバーである高咲侑から受け取ったトキメキを。
最後に~2期まとめ~
この3ヶ月はアニガサキ2期を見ることで色んな意味でたくさんの感情が渦巻き、そして文字に起こすことで気持ちの整理や自分なりの解釈が強くなり、本当に楽しい時間だった。
感想記事を書くことで自分の中での変化も出てきてよき経験にもなった。
それもこれもアニガサキって作品の中にある深掘りしたくなる要素や夢中になってしまう物語などが原因なんだろうと思う。
1つのアニメ作品として出来が素晴らしく、しかしだからこそのアニメで完結させるには描写不足、尺不足感も否めない要素もある。
だが、あくまでもアニメーションとして粗が目立つだけで、ファン作品として見るなら文句なく素晴らしく、こんな風に好きなコンテンツが愛されるアニメ化になったことを感謝こそすれど批判する気はさらさら無い。
本当に良いアニメだった。
巷では続編を望む声も多いことは認めるが私個人としてはここで終わって欲しい派閥だ。
高咲侑の物語は続いていくと思うが終わりといえば綺麗な終わりを迎えたのでこれ以上やるのは蛇足感がある。
あまりにも濃いキャラになった彼女を今後出せなくなるのは悲しいがそれもまた宿命なのだとも思う。
コンテンツとしてはメインであるスクスタが続いているので虹ヶ咲の物語は紡いでいけるし今後はこちらに力を入れて欲しいところだ。
まあ、あまりよく思っていない人が居るのも事実だが個人的には虹ヶ咲を理解するならスクスタは必須項目に近い存在だと思ってるので噂で毛嫌いしてる人でも一度やってみてほしい。
人を選ぶがそれでも虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会をもっと好きになれると思う。
もちろん大好きの形は人それぞれなのでアニメで終わり!って人もいていいんじゃないかとも思う。
個人的な話だがこのアニガサキ文脈で展開される虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会5thライブはとんでもないことになると思うので行ける人は応募しましょう。
倍率上がるけどアニメが好きになった同士はぜったい楽しめるので。
最悪配信かライブビューイングもあるといいよね。
虹ヶ咲のライブをもっと多くの人に見てもらいたい。
ラブライブ!っていうシリーズのコンテンツはそれこそ各ブランドごとにリアルイベントも凄いので来てみてくれ。
そろそろ締めたいと思う。
アニガサキを作ってくれた制作陣ならびに関係者、命を吹き込んでくれているキャストの皆様、そして応援してくれていた全ての”あなた”に感謝を。
ありがとう、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。
ありがとう、アニガサキ。
そして!
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!!
少しでも楽しんでいただけてたのなら幸いです。
次は5thライブの感想になるかと思う。
2日目は握ってるので。
両日いきてえな、ガチで。。。
ではまた。虹の先で。
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