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【特別公開】プロ講師の解説する上智大学公募推薦入試

noteをのぞいてくださり、ありがとうございます。

沖縄県那覇市で大学入試の指導をしています、総合型選抜専門塾GAL(ガル)です。

地方に住む高校生が、人生の可能性を広げる手段として「総合型選抜」に挑戦できるよう、情報発信をしています。

GALでは、これまで大手総合型選抜専門塾で指導してきた講師がメンターをしています。ここでは、そこで得た経験を元に、プロの総合型選抜講師目線で、大学入試を解説していきます…!

今回は、上智大学の公募推薦について解説していきます✏️

塾に入らないと知り得ない有益な情報盛りだくさんなので、ぜひ最後までご覧ください👀


まずは大学・学部の概要から

(ある程度知っている人は飛ばしてOKです)

上智大学は早慶に続く私立の難関大学で、カトリックの学校として有名です。

中でもイエズス会の宣教師だったザビエルと深い関係にあることでも有名で、英語名は『Sophia』と呼ばれています。

キャンパスに入ると、「公用語は英語なのか!」と思うくらい英語を話す人が多く、世界各地からの留学生が多いことが特徴です。
また、上智大学では公募推薦だけでなく、指定校やカトリック推薦、外国人入試などを実施していて、一般入試以外の入学者が多いことも特徴の一つです。

入試概要

出願条件

学校長の推薦が必要な入試形態であるため、合格後の入学を確約する必要があります。

また、公募推薦なだけあって足切りが厳しいです。
ほとんどの学部で評定4.0以上、英検も2級以上がデフォルトで、2級Aや準1級を持っていないと受けられない学科も多いです。

詳しくは大学の公表している情報をご覧ください。

募集定員

  • 神学部8名

  • 文学部109名

  • 総合人間科学部67名

  • 法学部53名

  • 経済学部51名

  • 外国語学部133名

  • 総合グローバル学部60名

  • 国際教養学部37名

  • 理工学部30名

公募推薦だけで540名以上を募集しています。

学科ごとの人数はこちらをご参照ください。

日程

出願書類

「志望動機」「学力」「学業成績以外の卓越した能力」「課外活動・社会活動の実績」「特技」等を記述し、自己を推薦する内容で、1000字程度。

  • レポート課題

XX学を学ぶ意義から、課題図書まで学科によってそれぞれです。詳しくは大学の公開している情報をご参照ください。

推薦理由とともに、所属する学校長の印が必要です。

  • 外国語検定証明書

  • 高校の調査書

試験内容

上智大学の公募推薦では「一次試験の合否」がありません。つまり、出願すれば誰でも二次試験へ進むことができます

試験では「面接」と「学科ごとの個別テスト」が実施されます。
小論文や現代文風のテスト、英語の試験など、こちらも学科によってそれぞれです。

過去問は以下の手順で請求することができます。👇

admission-t-co@sophia.ac.jp
のアドレスに、件名を「過去問請求」とし
1.氏名
2.パソコンのメールアドレス
3.電話番号
4.入学試験種別(推薦入学試験公募制)
5.希望する学科名
を送信する。

倍率

過去3年分の入試倍率をまとめました。
こちらのリンクからご覧いただけます。

上智大学の公募推薦は、とにかく倍率が低いことで有名です。

平均倍率は2.3程度で、ほとんどの学科で平均的な倍率よりも低く受験することができます。
ただし、例外的に倍率が高くなる傾向にある学科もあるため、その分早めの二次試験対策が肝となります(詳しくは後述)。

アドミッション・ポリシー(AP)を分析しよう

上智大学は、大学全体の「入学者受け入れ方針」を以下のように定めています。

・キリスト教ヒューマニズム精神の涵養
・他者に仕えるリーダーシップの涵養
・グローバル・コンピテンシーの養成
・幅広い教養と専門分野の知識・能力の修得

https://adm.sophia.ac.jp/jpn/policy/

これを読み取ると、まずはキリスト教の精神が強いことから、利他性や思いやりの心が大前提に存在していることを理解する必要があります。

「他者とともに生きる精神-”For Others, With Others”」を大学の理念にも掲げており、身近なイシューに対して、慈悲の心を持って向き合うことのできる人が求められるでしょう。

また、高い言語コミュニケーション能力と、専門的な知識を持ち合わせていることを、入学前段階から求める大学は珍しいです。
公募推薦に挑む際にも、ある程度の知識や語学力が求められ、評価軸となります。

プロ講師は上智公募推薦をこう見る👀

とにかく、早めの個別テスト対策を

上智の公募推薦は、学科個別テスト配点割合が高い傾向にあります。
実際の配点は公表されていませんが、今まで5学部6学科の受験を見る中で、面接と個別テストの出来次第で合否が大きく変わるなと実感しています。

例えば、これまで指導した法学部では、法学の基礎的な知識がないと解けない内容ですし、総合グローバル学部は名前の通り出題範囲はとてつもなく広いため十分な対策が必要です。
総合人間科学部の心理学科は、単純な知識問題ではなく、かなりの思考を有する問題が出題されるため、こちらも十分な対策が必要でした。

出願時期が遅いからと油断しがちですが、出願条件の足切りが厳しい分、比較的勉強の得意な層が出願してくる傾向にあるため、早めの対策が肝心です。

面接も油断できない

面接も、他の大学と比べると厳し目です。

個別テストに気を取られて出願書類で書いた内容を蔑ろにしていると痛い目にあいます。かなり細かく内容を詰めてくるため(もちろん個人差はありますが)、特にレポートで書いた内容、さらには個別テストで出題された問題についてはある程度答えられるようにしておきましょう。

「総合型選抜」とは違う入試形態である

公募推薦と総合型選抜では、評価軸が異なります。

総合型選抜では学力だけでなく課外活動やその人の熱意も評価軸となりますが、公募推薦では比較的、学力の比重が高い傾向にあります。

そのため、勉強が苦手ではなく、その上で総合型選抜にも必要な力(自己表現力や行動力など)もある程度持っていると、かなり受かりやすいでしょう。

上智公募推薦を地方学生にオススメする理由

学内で頑張ってきたことがきちんと評価される

上智の公募推薦では、総合型選抜と比較すると、学校での学業成績や活動の評価が高い傾向にあります。

地方の学生は、都市部の学生よりも課外活動ができなかったりイベントごとが少なく、思うように行動力を表現できなかったりと、劣等感を抱くことがあると思います。

しかしこの入試では、学内での頑張りをしっかりを評価してもらえるため、地方学生にオススメできます。

外国語が得意なら受けるべし

大学自体が語学力の高さを求めているため、外国語検定を持っていれば高く評価してもらえます。

留学にいけなかったり、外国人の人と関わる機会がどうしても少なくなってしまう地方学生でも、毎日コツコツ勉強し取得した検定を活かした入試に挑戦できると、選択肢も広がるはずです。

最後に

いかがでしたか。

今回は学部ごとではなく、大学の入試を丸々解説したため、あまり細かく情報をお伝えすることはできませんでしたが、そもそも全ての学部が連携した入試は珍しく、全体的に傾向も似ています。

倍率が低い、個別テストの割合が高い、これだけでも理解していただければ幸いです。

少しでも、上智の公募推薦が気になった人は、ぜひGALにお問合せください!

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