学術企画実行委員会

神戸大学六甲祭に際して、機関紙『攪乱』を発行しました。

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神戸大学六甲祭に際して、機関紙『攪乱』を発行しました。

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文献紹介:『ラテンアメリカの新しい風 ――社会運動と左翼思想――』(1995) ラテンアメリカ諸国にとっての「新しい社会運動」とは何か

                               N.Y Ⅰ はじめに  近年の日本における社会運動は、世界各国との比較においては規模が非常に限定されているものの、質的な意味においては少なからず変容の兆しが見えてきているといえるだろう。少し例を挙げるとすれば、2018年に気候変動に対抗する「学校ストライキ」を決行したグレタ・トゥーンベリに「象徴」的なFriday For Future(未来のための金曜日)運動は、日本社会に生きる若者にも確かに共鳴しており、今や東

    • 革命は差別を越えられるか?―七・七華青闘告発の現代的復権―

                                   神戸みかげ I はじめに 資本論やマルクスをテーマにした書籍が書店に並び、若者たちがジェネレーション・レフトと称されるなど、時代錯誤な響きさえあった階級対立が改めて意識されつつある。資本家階級と労働者階級という境界がますます強固になる現代において、その越境はもはや不可能であるかのように思われる。人権や平等といった民主主義社会の建前を無効化してしまいそうな、越えられない絶対的な境界を前にして、革命を唱えるものもいるだろ

      • 機関紙『攪乱』創刊のお知らせ【六甲祭】

        神戸大学六甲祭の開催に際して、機関紙『攪乱』を発刊します。第1号のテーマは「越境」です。以下のリンクから収録記事をご覧ください。 革命は差別を越えられるか?―七・七華青闘告発の現代的復権― 文献紹介:『ラテンアメリカの新しい風 ――社会運動と左翼思想――』(1995) ラテンアメリカ諸国にとっての「新しい社会運動」とは何か 発行者の学術企画実行委員会は、六甲祭に出展するために結成された学生有志の集まりです。普段は、それぞれの専攻やサークル、自主ゼミで活動しています。