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【これさえ見ればOK】年末イチ熱い!日本一を目指す漫才師たちの戦い~M-1グランプリ2021の楽しみ方~
M-1グランプリ―
年に一度、多数の漫才師が人生をかけて集うアツい大会。なかなか売れないコンビが人生大逆転を目指したり、決勝常連組が今年こそはとリベンジを狙ったりと、その意気込みは様々。
「名前は聞いたことあるけど、ちゃんと見たことは無いかも…」という人は多いかもしれません。しかし、お笑い好きにとってのM-1グランプリは、年末の一大イベントなのです。
芸人について知識が無くても大丈夫!なぜならM-1グランプリの審査基準は「とにかくおもしろい漫才」であることのみ。単純明快な勝負なのです。
今回の記事では、誰でも番組をより楽しめるような、M-1の魅力をお伝えします。昨年に引き続き自粛していた2021年、年末はM-1を見て思いっきり笑いましょう!
とにかく“エモい”VTR/舞台裏の漫才師、これまでの努力
M-1グランプリという番組は、芸人たちがネタをするだけでは仕上がりません。予告やオープニング、各コンビの紹介VTRが編集者に拍手を送りたいレベルでかっこいいのです。
オープニングでは、「緊張しながら順番を待っている様子」や、「相方と熱心にネタ合わせをしている様子」など、準決勝までの舞台裏が映し出されます。
彼らはこんなにも真剣に人を笑わせていたのか…と、出場芸人がどれほど本気でM-1グランプリの決勝舞台を目指していたかが分かります。
(M-1グランプリ2021公式HPより)
2021年7月1日に公開され、M-1グランプリ2021始動を宣言した上の映像では、前回王者マヂカルラブリーを中心に、昨年の激闘を振り返り、次回大会への期待を高めています。M-1グランプリは、決勝が行われる半年前から始まるのです。
ファイナリスト決定、波乱の予感/「三度目の正直」決勝常連組のオズワルド
(お笑いナタリーより)
12月2日、運命の準決勝が行われ、9組の決勝進出者が決まりました。
3年連続決勝進出のオズワルド、2年連続出場の錦鯉、昨年は敗者復活戦から勝ち上がってきたインディアンスなど、近年のM-1決勝を盛り上げてきた3組に加え、3年ぶりに決勝の舞台に帰ってきたゆにばーす。また、今回は決勝初進出コンビが5組も!
吉本興業所属芸人が多くを占めていたこれまでのM-1グランプリですが、今年はマセキ芸能社(モグライダー)や人力舎(真空ジェシカ)から久々のファイナリストが出てきたこともあり、波乱の決勝になる予感がしています。
過去2回、決勝で悔しい思いをしてきたオズワルドは、決勝常連組としてプレッシャーが高まる中、今年も着実に決勝まで上がってきました。
(オズワルド/M-1グランプリ公式Twitterより)
去年も一昨年も、オズワルドが決勝でやったネタは、筆者の中では上位に入るほど好きなネタでした。ネタライブ、トークライブ、数々のゲームなどを行うコーナーライブなど、数回劇場にも観に行きましたが、外れなく面白い。
「遅さ」と「間」が融合された、オズワルド特有の東京漫才。また今年の7月には、ABCお笑いグランプリ王者となり、史上初の関東芸人による優勝を果たしました。文句なしの実力派です。毎年M-1決勝では、最終決戦に残ることが出来ずもどかしいので、個人的にとても応援しています。
他にも、マニアからの人気が高い真空ジェシカやランジャタイが決勝に進みました。
(真空ジェシカ/M-1グランプリ公式Twitterより)
ネタの独創性や知名度の影響か、敗者復活戦では不利なのではと言われていた2組が決勝にあがったことで、お笑いファンの間ではざわめきが起こっています。
(ランジャタイ/M-1グランプリ公式Twitterより)
決勝前の楽しみ方/激闘の敗者復活戦
決勝同日、午後2時55分からは、準決勝敗退組の中で敗者復活戦が行われ、勝ち上がった一組が決勝へ行きます。敗者復活戦から優勝を遂げたサンドウィッチマンやトレンディエンジェルがいるように、一度負けたからと言って油断は出来ません。毎年、決勝に加えて見逃せない戦いになっています。
今年も敗者復活戦は強者揃いで、熾烈な戦いになること間違いなし。
昨年まで3年連続決勝に進んでいた見取り図、2年連続M-1決勝に出場し、キングオブコント決勝にも連続出場しているニューヨークが今年は準決勝で敗退し、驚きの声が続出。
アルコ&ピースや、4年ぶりエントリーのハライチなどのベテラン組も顔を揃えています。
今年はどのコンビが、敗者復活戦から勝ち上がってきた勢いで決勝を荒らすのか…夜の決勝はもちろん、その前に行われる敗者復活戦も要注目です!
芸人にとっての「ジャパニーズ・ドリーム」
(M-1グランプリ2001優勝時の中川家/M-1グランプリ2021公式HPより)
兄弟コンビ・中川家は第1回大会『M-1グランプリ2001』で優勝を果たし、初代チャンピオンとなりました。これまでのチャンピオン達がM-1優勝後も第一線で活躍しているように、それが今後の活躍にとってどれほど影響力の高い称号であるかが分かります。
昨年は、コロナ禍で劇場が一時閉鎖し、観客のリアクションが感じられない中で、漫才師たちは自身のネタを磨いていきました。困惑の中でも、彼らは「M-1優勝」という夢を掴むために、頂点を目指して戦いました。
それほどこの大会は、漫才師たちの本気が詰まったものなのです。2015年以降、エントリー数は年々増え続け、大会も壮大になっています。今年のエントリー数は、なんと過去最多の6017組。
放送日は12月19日日曜日、夜6時34分から。多数の候補者の中から、激戦を勝ち抜いた10組がぶつかります。
彼らの人生をかけた4分のネタを見て欲しい。ぜひ生放送で、日本一の漫才師が決まる歴史的な瞬間を目撃して下さい。
もしお気に入りの芸人を見つけたら、ぜひ一度お笑いライブを観に行ってみてください!各劇場、感染対策をしながら、日々お客さんを待っています。お笑いは絶対に生で見るべきです!(筆者談)
M-1を通してお笑いの魅力に気付いて下さる方が増えたらとても嬉しいです!
M-1グランプリ2021(テレビ朝日系)
敗者復活戦:12月19日 午後2時55分~
決勝:12月19日 午後6時34分~
※詳しくは公式HPをご覧ください
(文/やま)
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