期待
日常生活においても、会社経営においても、日々過ごしていると少なからず、イライラしたり落ち込んだりすることはある。
自分の場合は特に、車を運転している時やスタッフからの報告が的をいてなかったり、漏れていたりするとイライラを感じるし、売上の数字が思ったように上がらなかったり、それにもかかわらずスタッフの動きが悪かったりすると落ちこんだり、やってられないと思ってしまう。
その時の心の内を読み解くと、『鈍臭いなぁ』だったり『いい加減にしてくれ』、『何でわかってくれないんだろう』といったところだろう。
自分だったらこう考えるのに、こうやるのに、といった自分の立場や行動に即したものを相手にも期待して、その期待を超えない場合に激しく感情が動くという事だと思う。
自分とは経験も技術も違うスタッフに自分と同じ行動を期待すること自体が間違っているし、ましてや、たまたま車で前を走っている見ず知らずに人に対しても自分と同じ行動を求めるのは常軌を逸していると言われても仕方がない。
子育てにおいても同じで、小さい頃はできなくて当たり前でイライラする事が少なかったのが、小学校、中学校になってくると、これくらいはやって欲しい、考えて欲しいと言った期待を裏切られてイライラすることが出てくる。
期待すること自体は間違っていないと思うが、その期待が自分を基準にしてしまうと、このようなことになってしまう。
一人一人をよく見て、その人の技能や立場などに応じた期待というものを考えなければいけない。