『學鐙』公式noteはじめます
はじめまして。學鐙編集事務局です。
この度、小誌『學鐙』を多くのみなさまにご覧いただくため、公式noteアカウントを立ち上げました。
『學鐙』とは?
『學鐙』は明治30年(1897年)3月に『學の燈(まなびのともしび)』として、丸善(株)(現社名:丸善雄松堂(株))が創刊した日本最古の企業PR誌です。
2023年3月で127年目(※)を迎えました。
※第二次世界大戦の戦中から戦後まで7年の休刊を余儀なくされ、2023年は発刊第120巻となります。
創刊時から一企業のPR誌を超えて、みずから灯火(ともしび)となってまなびの道を照らし、日本の文化に寄与して世界の文化受容の窓口となる、という編集姿勢で向き合ってきました。
初代編集長は作家・文芸評論家として活躍した内田魯庵が務め、執筆陣には、若き頃の坪内逍遥、夏目漱石、森鷗外、井上哲次郎など、後世に日本を代表することになった学者、文芸家、言論人となる方々が名を連ねています。
発行元変更と全面リニューアル
長い歴史の中では企業再編もあり、ここ十余年ほどは丸善(株)から分社した丸善出版(株)が発行者でした。
しかしながら『學鐙』の編集姿勢に立ち返ると、創刊した企業である丸善雄松堂(株)が『學鐙』の使命を引き継ぐべきと、グループ企業間の共通認識に至りました。
そして2023年6月。
再び丸善雄松堂(株)が発行者となり、構成やデザインなどを一新しました。
またこれを機に、電子版の提供も始めました。
でも、創刊時から脈々と受け継がれている一貫した編集姿勢は、今後も変わることはありません。
読者の皆さまにとって有益なコンテンツをお届けする媒体であることを目指してまいります。
noteをはじめる理由
『學鐙』は近年は季刊の雑誌として発行してきました。
紙媒体のみだったため、多くの方にとってはあまり身近な存在ではなかったと思います。
2023年のリニューアルを機に、若い世代も含めたより多くの方々にご覧いただきたい、コンテンツ単位でもお読みいただけるようにしたいと願い、この度noteでの発信を始めることにしました。
読者のみなさまへ
『學鐙』は、毎号多様な特集テーマを設定し、さまざまなジャンルでご活躍の先生方にご寄稿いただいています。
2023年夏号(6月発行)は、「いま私たちが学ぶべきこと」として、養老孟司先生、内田樹先生ほかの先生方にご寄稿いただきました。
秋号(9月発行)は、「共に在る、共に生きる」として、山極壽一先生、石黒浩先生ほかの先生方にご寄稿いただきました。
noteには、『學鐙』から選りすぐりの記事をご紹介していく予定です。
今後より複雑化していく未来が予想されますが、『學鐙』の誌面を通じてさまざまなテーマを読者のみなさまと一緒に考えていきたいと思っています。
みなさまのご意見、ご感想もお聞かせいただけましたら幸いです。
電子版や冊子のご購入について
2023年夏号より、ハイブリッド型総合書店「honto」にて電子版、冊子版とも販売しております。
(電子版も冊子版も税込250円です)
詳細はこちらからご覧ください。
発行元 丸善雄松堂(株)について
丸善雄松堂(株)は、大学をはじめとする全国の教育・研究機関への学術資料の提供や学習空間・商空間のプロデュース、図書館など教育機関・文化施設の運営支援等の事業を通じ、150年以上にわたり、日本の教育・科学・文化の発展に貢献してきました。現在、こうした知見をもとに、地域や社会に広がる「まなびのつながり」を育み、人びとの持続的なまなびを促進する環境づくりを支援しています。
※2016年2月に丸善㈱(1869年1月創業)と、㈱雄松堂書店が経営統合し、商号を丸善雄松堂㈱に変更しました。
コーポレートサイト:https://yushodo.maruzen.co.jp/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?