【人生劇場#48】ゲスト:三浦英雄さん
ー人生劇場ー
10人集まれば、10の生き様がある。
様々な分野の方をゲストに迎え、”人生”について語ってもらいます。
時には質問をしたり、みんなで対話を重ねたり。
そうしてひとつの空間をつくりあげていく、60分のライブイベントです。
6月6日、今年度二度目の人生劇場。
ゲストは、三浦英雄さん。(以下ひでさん)47歳。
「越境リーダーシッププロジェクト」という活動を行っていて
個人では音楽のDJをしたり、イベントを開いたりしているそう。
ちなみに、運営メンバーの男の子のお父さんでもある。
勝手にいつものその子と照らし合わせて聞いていたのはなかなか楽しかった。
そして、実は人生劇場を行った6月6日は、ひでさんの誕生日だった。
そこに集まった生徒でお祝いをして温かい雰囲気で始まった印象だった。
一時間を通して、私がひでさんから感じた印象は「本気で人生を楽しんでいる人」だった。
特に印象的だったのは、音楽を始めたきっかけの話。
「中高と、バトミントンをやっていて中学校では全国大会に出場するほどだった。しかし、高校3年生の春、背骨を怪我し、スポーツができなくなってしい、大学入学後も毎日病院に通う生活だった。」と話す。
この話からどう音楽に繋がっていくのかと想像を膨らませていた。
「大学1年生のときは、このまま生きてるんだったら死んだほうがいいんじゃないか、とすら思っていた。だけどどうせ死ぬんだったら留学に行きたいと思って、親と主治医をなんとか説得してメルボルンの三ヶ月の留学に申込んだ。」
「そんな経験をして、バンドを始めたんですね。このときにすごく思ったのが、スポーツができなくなったからこそ、音楽に出会ったりバックパックをする楽しみをしって世界が広がったんですよね。怪我をしていなかったら自分の見えている世界はすごく狭かった。案外挫折って人生にとって意味のある転換点だったりするんですよね。」
まだ17年しか生きていない自分には想像もつかないような思いだったんだろうなと思いながら聞いていた。思いもよらない『転換点』、『自分の勇気』がひでさんの”今”につながっているんだろうなと考えていた。こんな話を聞いてる今もいろんな転換点の積み重ねなのかと思う。そして何より、ひでさんのみてきた世界や経験を耳にして、自分に価値観に刺激される感覚があった。
参加してくれた人たちとの対話を重ねながらより深い話へと写っていった素敵な時間でした。
改めて、ひでさん。素敵な時間をありがとうございました。
(文:岡茉莉奈)