海外遠征が台無しになりかけた出来事#40
今週の日曜日に初めての海外遠征に行ってきます。
地中海にあるスペイン・マヨルカ島に1ヶ月滞在します。最初の3週間は練習で1週間はレースといったスケジュールです。
1ヶ月も滞在することができます。この遠征で見たことない世界を目の当たりにすると思うので今後の自分にとって大きな経験になると思っています。
ただ、先週末に遠征に行く意味がなくなってしまうかもしれないアクシデントが起こってしまいました。
大会に出るにあたって、エントリーが必須となります。ウインドサーフィンのレースでは学生の頃は用紙を書いて、口座振込。国内レースはネットでエントリーしてクレジットor口座振込という感じで自分で行います。
今回のレースも大会HPから行うということは知っていたのですが、HPが英語でよくわからないし、初めての海外のレースのエントリーなので、先輩に聞きながらやろうと思っていました。(3/6まではearly entryだから余裕だと考えていました)
仕事が休みの夜、次の日も朝から練習だし21時にはなにもやることがなくなると思ったので寝る準備をしていると先輩から電話があり、
「エントリー数の上限があって、はやくしないとやばいぞ」
そんなことあるの?!って思いました笑
今回のレースはウインドサーフィンだけでなく、セーリング競技がいくつもある大きな大会なので、各クラスにエントリーの上限がありました。
ぼくはそれを全く知らなかったので、余裕をかましていたら緊急事態になってしまいました。
先輩からWebエントリーのリンクをもらってHPを見ると、既にエントリー上限を15名オーバーでしていました。
「終わった。」
そう思いましたが、振込が完了しないとエントリー受付にはならないらしく、よく見てみると空きがあと3枠となっていました。
幸いにも、先輩がぼくと同じような状況になってる選手に連絡をとってくれて、大会事務局に直接エントリーさせてくれというメールを送るようにという情報を教えてくれました。
全く英語ができないのでGoogle翻訳をフル活用して、メールを作成。急いで送付。
そこからはエントリー完了の返信が来るのを祈るように待っていました。
ドキドキの時間が数時間続く中、日付が変わるくらいまで待った結果、メールの返信は
「エントリーがいっぱいになったので、空きが出来たら連絡する」
はじめての海外遠征が終わった…
マジでそう思いました。
それでも連絡をとっていた先輩から、レース運営の人が定員を増やせないか大会本部にきいてみるらしいという情報をもらったので、それに賭けるしかないという状況になりました。
色んな人から初めての海外遠征、頑張れって言ってもらったのに、エントリー遅くて行けないなんてそんな凡ミスあるか?
海外遠征にかかる費用はかなり大きいため、直然のアクシデントで全部パーになるんじゃないか?
もう頭の中がごちゃごちゃでした。
しかし!
昨日の夜0時に奇跡のメールが。
「エントリーに空きができました。」
エントリーの上限が増えたみたいで、ぼくと同じような選手たちもエントリーが可能になったみたいでした。
練習と仕事で疲れ切っていたけど、連絡が来た瞬間、喜びと安堵感でいっぱいになりました。
これまでわからないことは基本的にすぐ聞くようにしてきたつもりでした。
でも今回の経験でなんでも後回しにすることは良くないってことを痛感しました。
遠征資金とみなさんから頑張れと言ってもらった声が水の泡にならなくて本当によかったです。
1ヶ月の遠征では、今回のような凡ミスやアクシデントがないようにします。まずは忘れ物注意といったところからですね。笑
競技の世界に飛び込んで1年半、まさかこんなにも早く海外に行けるチャンスがやってくるとは思いませんでした。
ウインドサーフィンは道具にかかる費用が非常にかかる上に、1ヶ月の海外遠征もかなりの費用がかかります。
スポンサーをはじめ、多くの人のサポートがあっていけることなので、感謝の気持ちを忘れずに、ウインドサーフィンの経験はもちろん人として成長して日本に帰って来れるよう、密な時間を過ごしてきます。