全力な姿が1番カッコいい#6
何歳になっても目の前のことに全力で取り組む人ってかっこいい。たとえ大勢の人にバカにされても、この姿勢を貫ける人になりたい。
今日はこの結論スタートベースで書き始めてみることにしてみよう。
今年も高校野球シーズンがやってきた。小学校から高校まで、地元・伊豆大島で野球に打ち込む毎日を送っていた。母校である都立大島高校の初戦はもともと昨日だったけど、雨で中止に。ケガで練習ができないし、今日は仕事も休みということで都内に行って応援することにした。
久しぶりの野球観戦。大学1年か2年の時に観た以来だから3~4年ぶりに球場に足を運んだ。今日の大田スタジアムは高校1年の夏の大会以来。あの時は3塁打を打って、エラーもした。初戦敗戦で先輩たちの夏を終わらせてしまった悔しい記憶がよみがえってきた。
大島高校は毎年部員が少ないというハンデキャップを背負いながら、それでも全員野球で戦っている。今年の部員は10人。ランナーコーチャーは選手が交代でやるし、バット引きやキャッチャーのレガースをつけてくれる人もいない。とにかく選手の負担が大きい。応援席に吹奏楽部もいない。これが当たり前。
今日の試合、先制点を挙げたものの、中盤に追いつかれ、7回にビックイニングを作られてしまい、2-9のコールド負け。それでも心を動かされた場面がいくつもあった。
今年のバッテリーは3年生と1年生の兄弟バッテリー。この2人は僕が高校生の時はまだ小学生だった。少年野球に手伝いに行ったことがあって一生懸命プレーしていた2人だった。お兄ちゃんの球の受ける弟。パスボールは1回もなし。点は取られたけど、2人でマウンドで話をしたりハイタッチしている姿には感動した。
セカンドを守っていた2年生の子は家族ぐるみで小学生のころから付き合いがある。体は大きくないけど野球センスは小さい時からあった。その子が今日は先制点を挙げ、ヒットを打つ姿も見れた。ただただカッコよかった。
相手ベンチのほうが人数は倍多く、応援席では吹奏楽部が演奏していたけど、元気の良さは大島高校が勝っていた。
負けてはしまったけど、地元の高校生が環境のハンデに負けず全員が全力で戦っている姿勢に、自分も負けずに頑張らなくちゃいけないなと勇気をもらった。
大島高校の野球部の環境のように、自分でいうのも恥ずかしいが、今の生活環境は決して裕福とは言えない。収入は前職のサラリーマンをしていた時の約2/3。生活はできるけれど、競技のために必要な資金までは賄えず、遊ぶことすらできないし、移動手段は10キロまでは自転車。食費も体を大きくしなくちゃだけど基本は節約思考。
それでもサラリーマンをやりながらだと、競技のために十分な時間を確保できないから、環境を変えてウインドサーフィンに打ち込む生活を自分で選んだ。この決断に後悔はない。なぜなら、
どんな状況に自分がいようと、決めたことを全力でやって生きている奴が1番カッコいいから。
なかなか結果が出なかったとしても、がむしゃらにやっていれば結果が出る可能性はあるだろうし、全力でやっているからこそ失敗しても学べることがあると思う。
全力で競技に打ち込んで、収入を増やすための行動も全力で。今日改めて、今の生活をこれからも全力で続けていこうと思った。
大島高校の応援に行けてよかった。3年生にとっては高校野球最後の試合。悔しい思いはあるかもしれないけど、スタンドで応援していた人にみんなはカッコよく映っていたと思います。このメッセージが届くかわからないけど、終わりは次のステップのはじまり。新たな目標に向かって頑張ってください。
大島高校野球部、お疲れ様。そしてありがとう。