みーさんの合格体験記
はじめまして!
OPE唯一の大学院生、新メンバーのみーさんです。
今回は私の学部・大学院での進学体験についてお話しします。
最初に断りますが、参考になるかわかりません。😅
1ケースとして、「こんな人もいるんだ」と思ってください…
いわゆる「勉強」に打ち込んだ記憶がない私の進学記を、ぜひお楽しみいただければと思います!
プロフィール
私は現在、東京大学大学院学際情報学府の修士1年生として研究をしています。
教育学の中でも、教育工学を専門とする研究室に所属しています。
学部時代はICU(国際基督教大学)で、教育学を中心に幅広く学んでいました。
学内での活動のみならず、長期のインターンシップや学生寮の運営など学外での活動にも積極的に取り組んでいます!
進路決定の時期
5年前のことなので記憶が曖昧ですが、志望校を決定したのは7月くらいだったと思います。
私は高校3年生の夏からアメリカに長期留学していたため、6月に帰国してからすぐに決めました。アメリカにいる間はもちろん、留学前も進路について何も決めずに渡航しました。そのおかけで留学先では目の前のことに集中できたため、充実した留学生活を送れたと思います。笑(良くも悪くもですね)
なぜその大学に進学したのか
結論、ICUの先輩に感化されたからです。笑
長期留学の先輩であり部活の仲間でもあった友人がICUに進学し、帰国してから彼女に進路相談していました。そのうち、いつの間にか志望校がICUになっていました。
また、当時は自分の興味のある分野がたくさんあり1つに決めたくなかったということもあり、リベラル・アーツを謳っているICUは自分にピッタリだと思いました。
また、ICUを受験することになったきっかけがもう1つあります。それは、突然父が「ICUいいんじゃない?」と言ってくれたことです。実は当時、両親からは「国立じゃないとお金払わないよ」と言われていました。私はどうしても沖縄から出たかったので、県外の国公立を調べては両親に提案していました。父がどういう経緯でICUを知ったのかはわかりませんが、「え?いいの?」と思いつつICUを受験することにしました。
お金はとりあえず奨学金を借りればどうにかなるだろうということで、深く考えてませんでした。
受験方法:指定校推薦入試
私は指定校推薦入試で受験しました。正直、なぜ指定校推薦の枠を獲得できたのかわかりません。成績がオール5だったわけでもなく、なんなら大学側からの要求ギリギリでした。ただ、アメリカに留学した際に高校を巻き込んで小さいプロジェクトを実施したということは、実績になるだろうと自負していました。それだけが武器でした。
念の為、AO入試の準備もしており、その際に作っていた書類は指定校推薦でも役に立ちました。
ICUの指定校推薦は、提出書類から当日の受験から、比較的ボリュームがありました。書類は小論文添削の塾に通い、添削指導を受けていました。小論文ではかなり自己と向き合い内省し、書く過程で何度も涙を流しました。小論文の先生には人間として未熟だった私を根気強く指導していただき、留学中を含む高校4年間の中で一番成長できた時期でした。
受験を通じて培った内省力は、学部そして修士に進んでからも役に立っていると感じる場面が多々あります。受験というプロセスでの学びは、ただの知識だけではないかもしれません。
なぜ大学院に進学したのか
私はOPE唯一の大学院生ということで、大学院への進学についても少し触れたいと思います。
大学院への進学を決めたのは、学部4年生の3月でした。それまでは、就職しようと思っていて就職活動もぼちぼち進めてました。進学した理由を端的に答えると、学部での研究が物足りなかったからです。
ICUでは3年生で専攻を決めます。そのため、専門的な内容を学べる期間としては一般的な大学に比べて1/2です。教育工学という分野と出会ったのも大学3年生で、おもしれーーーって思ったらもう卒論みたいな感じでした。4年生の卒論を執筆する期間には基本的に単位は取り終わっているので、実質1年しか専門を極められていないわけです。
東京大学へ進学した理由は大きく2つです。1つ目は、教育工学を学べる研究室があったことです。教育工学は教育学の中でも比較的新しい分野であることもあり、専門的に学べるところは限られています。様々な研究室を訪問し、中でも一番マッチしていると感じた研究室のある学際情報学府を受験しました。2つ目に、学費が安いことです。単純ですが、学部の学費を貸与型奨学金で賄った私にとって重要なことでした。したがって、最初から大学院へ進学するなら国立と決めていました。
国内トップの大学で研究できることは、とても幸せなことだと実感しています。研究したい人のために、人・施設・機会という点で、非常に充実した環境が整っています。また、研究したいと思っているからこそ享受できる、とも思います。
研究意欲・学習意欲の高い学生に囲まれ、何にも代え難い刺激的な日々を送れていることに、本当に感謝しています。
さいごに
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
受験や進学は人によって捉え方が違うと思います。私のケースからだと、自分と向き合わせる1装置として捉えることもできます。
たまには、受験や進学が自分の人生においてどのような装置になるのか? という視点で考えてみると新しい発見があるかもしれません。
それでは、次回もお楽しみに!
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