“人類にとってアートは友人”原田マハが語る『美しき愚かものたちのタブロー』。
“幼い日の夏休み。上野の森の蝉しぐれを抜けて
そこにあるのは四角い箱の美術館。
シーンと静かな、ひんやりとした空気の中にあった名画たち。
そこは私の原点。”
今年、開館60年を迎えた国立西洋美術館。
その開館における礎となったのが、松方コレクション。
実業家、松方幸次郎が集めたコレクションの数奇な運命、
そしてタブロー=絵画に翻弄された美しき愚か者たちの姿を追った
原田マハの最新作が『美しき愚かものたちのタブロー』(文藝春秋)
この『美しき愚かものたちのタブロー』に込めた思い。
人類にとって絵画とは?
絵画とどう対峙すればいいのか?
出でよ!“美しき愚かものたち”。
アートへの熱い想いが原田マハを饒舌にさせる。
じっくりとたっぷりと伺っています。
折しも国立西洋美術館では「松方コレクション展」が開催中。
ゴッホの「アルルの寝室」モネの「睡蓮、柳の反映」、
ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち」が揃い踏み。
「松方コレクション展」を見てから読むか、読んでからみるか・・・
※音源をダウンロードする場合は、パソコンで画面を開き、
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原田マハ
1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森ビル森美術館設立準備室勤務、ニューヨーク近代美術館への派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2006年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞し作家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞、17年『リーチ先生』で新田次郎文学賞を受賞。著書に『本日は、お日柄もよく』『ジヴェルニーの食卓』『暗幕のゲルニカ』『サロメ』『たゆたえども沈まず』『常設展示室』などがある。
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