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蒲田健の収録後記:鈴木美穂さん

想像できる夢は実現できる

鈴木美穂さんの最新刊「もしすべてのことに意味があるなら がんがわたしに教えてくれたこと」

健康が取り柄。

憧れていた職に就き、仕事も波に乗ってきた。

そんな鈴木さんに突然訪れた、がんの宣告。当時24歳だった彼女は泣くことしかできなかった。

親孝行もしたい。恋愛も結婚もしたい。夢だった世界一周旅行も実現できてない。

どん底の中でつのるのは大いなる喪失感。

そんな中、心からサポートしてくれる家族、友人、周りの人たち・・・。彼らの支えを受け病を克服する決意をする。様々な情報の中から自分が納得できるものを選択し実行に移す。玉石混交の情報の中から「玉」を見極め選び取ることは決して容易ではない。不安の只中にいる者にとってはなおさらである。

“医療は情報戦”。

それを身をもって体験し、幸いにもその情報戦を制し社会復帰を果たした鈴木さん。

その体験を通して、少しでも不安や恐怖を減らし、病に立ち向かう勇気を生み出しやすい環境を整備する必要性を痛感する。そこで情報を共有するフリーペーパーの創刊、若い世代で悩みを打ち明けられる団体の設立などに尽力する。そしてその流れの決定版として、患者やその周りの方々誰でも予約なしに無料で立ち寄ることができ、必要に応じて適切なアドバイスや情報も受けられる拠点「マギーズ東京」を作る。

まだまだ道は半ば。しかし鈴木さんが闘病当時に欲しいと思っていた環境は少しずつ自らが具現化している。

自らが良しとするものに注力し邁進する鈴木さんの生き方は痛快にして爽快、そして大いに勇気づけられる。

「生きる者 全て有限の時間を

       生きているのだ 例外なしで」

P.S. 念願の世界一周旅行も目前に控えて、ハツラツぶりがこちらにもダイレクトに伝わってくるような方でした。帰国後のバージョンアップにも大いに注目しております!




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