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夢へわんだほーい「星を目指して、ヨーソロー!」イベスト感想+ワンダーランズ×ショウタイム振り返り【プロセカ】

各チャプターで1人づつ焦点を当てるワールドリンクイベントの第3弾でした。今回もイベストを踏まえつつ、メンバーのこれまでを振り返っていきます。

神代類

 豊富な知識を持ち判断力にも長けた優秀な演出家であり、飛びぬけた技術力で奇抜なアイデアを実現する装置を作ってしまう稀代のエンターテイナー。幼少期は周りがついていけず一人でショーをするようになった孤高の天才でしたが、認め合い共に最高のショーを作っていける仲間に出会えました。学校でも「爆破のマッドサイエンティスト」と恐れられていましたが、全ては人を笑顔にする面白いことのためで周りへの配慮もしています。徐々に彼の魅力を知る人物も増えてきました。4人の目指す道が違うと気付いた時、4人でいることに一番こだわり模索したのが類だったのが凄い良かったです。トップ劇団からスカウトを受けた「カーテンコールに惜別を」で、誘いを受ける返事までしなからワンダショを離れたくない想いを表情に隠せなかった場面が印象的でした。
 ショーには見た人が垣根を越えてつながれる力がある、そんなショーをしていきたい、今回すぐに行動に移して1つ成功させたこの思いは、他人と分かり合えないと思っていたけど分かり合えた経験によって生まれたものでしょう。面白さの追求だけではない芯を得た彼が、信頼しきっている仲間と今後どんなショーを見せてくれるか楽しみです。すっかり唯一無二の親友となった「変人ワンツー」の学校生活にも期待。

草薙寧々

 ミュージカルとゲームが大好きな内気歌姫。基本人見知りな「陰」気質で個人的に共感できる部分が沢山あります。当初の「毒舌」設定は、頭が真っ白になり舞台を台無しにした失敗から自信を失ったことから、自分にも他人にも冷めたしまっていたのが出ていた感じでした。ワンダーステージで成功体験を重ね自信を戻していく中、そして仲間と過ごす中で、夢・好きなことを大切にする熱量を取り戻し自然と穏やかになっていきました。ステージ経験だけでなく、一歌の先生になったこと、憧れの風祭さんに努力を認めてもらったことなど、これからの土台となる自信と経験値を沢山得てきました。人との壁を作りがちな中、垣根なく縦横無尽なえむがグイグイ引っ張ってくれたことは大きかったと思います。
 進級後、クラスの映画製作で監督となった「最高のクランクアップ!」は、「正反対の人達」と思っていたクラスメイトたちへの壁を少しずつ無くしていけたところもですが、スタント役の子が怪我をした時「自分はやり直すチャンスをもらったけど、クラスの映画はこれっきりだから妥協したくない」と奮起したところが、寧々はつらい過去を「やり直せた」と思えるようになったんだと感慨深くすごく好きな話でした。真っ直ぐ夢を追えるようになり、これからは他の人の夢を叶える手助けもしていく存在になっていきそうです。憶病な心が痛いほどわかる彼女だからこそ差し伸べられる手があると思います。

鳳えむ

 みんなニコニコを追い求め、自ら全身で体現する天真爛漫お嬢様。凄まじい行動力で周りをグイグイ巻き込んでいきます。しかし、それは全く能天気ではなく、みんないつも笑顔ではいられない現実をしっかり理解しており、それでもみんな笑顔を目指すゆえの振る舞いです。周りのこともしっかり見える聡い所があるゆえに、自分の感情を自重してしまう場面もありましたが(ライリーパーク訪問時やワンダショ独立前など)やはり無理している時はらしさが出ません。「わんだほーい」と元気一杯振る舞っている姿が似合いますし、周りに笑顔をもたらします。
 兄たちと父はワンダーステージを潰そうとする敵対ともいえる関係でしたが、彼らもまたワンダショのおかげで、経営面ばかりに囚われ失いかけていた皆を笑顔にするという想いを取り戻しました。大好きな家族と仲直りできたこともですが、その兄たちがワンダショで一緒にいたいえむの想いを組んで、「お前の夢はもう俺たちの夢でもある」、ステージはみんなで守るから行ってこいと送り出してくれた「あたしたちのハッピーエンド」が凄く好きです。フェニックスワンダーランドの設備だけでなくその心意気を遺した祖父から継いだ想いを大切に、新たな旅に向かいます。
 学校でも体育祭や学級委員などみんなの笑顔を目指して奮闘。いつか朝比奈先輩を笑顔に出来る日が来るのでしょうか。2年B組SSEサンドの話も楽しみです。

天馬司

 一見オバーリアクションで声がデカいだけの自信家に思われがちだが、尋常じゃない努力ができ、本当にスターの器・リーダーの器を持つ大した男。妹の咲希はもちろん、冬弥や雫との関わりも含め、過去のエピソードを掘り下げるほど株が上がっていく本当に大した男。とはいえ、初期は高校生相応の自信の空回りや、言動にやや粗い面がありました。ワンダーステージの仲間と出会い、色々な役を演じ、多くの大人とも接し、様々な場所に行き、いくつも責任ある重大な場面を担ってきたことで、主役と胸を張れる堂々さ(そして声の大きさ)はそのままに仲間や周りに配慮できる、引っ張っていける立派なリーダーになりました。
 最初のメインストーリーでは各セカイの持ち主が本当の想いを見つけるというのが一つの焦点でした(最初から明確だったみのり、想いを探すことが今なおストーリーの1テーマであるまふゆと5分の2が例外ですが)。その中で司の「なぜスターになりたいと思ったか」という原点を忘れていた理由が、妹咲希が元気になり心配がなくなったからという前向きな状況が生んだものだったのが個人的に凄くらしくていいなと思いました。想いから目を背けるマイナスの状況だった一歌、フラットな状況から想いに出会ったこはねと、出発点である想いの経緯から特色があり、こうした多面性がプロセカの物語の良い所の1つと思っています。 
 目指す世界一のスターはまだまだ先ですが、すでに遊園地一つを再建した立役者です。スケールがでかい。多くの人の心を動かしてきた彼らしい熱く真っ直ぐな一挙手一投足を、これからも楽しませていただきたいと思います。

 ポテトゴーストアレンジ再演、フェニックスの登場、色々な所に過去イベストの懐かしさを感じさせつつ新たなワクワクのある、ワンダショらしさがつまったセカイでした。外での修行では出せないネネロボも久々の活躍、やはり彼らのショーと冒険は楽しいです。
 チグハグでバチバチぶつかり合う個性から、いつしか最高の仲間になったワンダーランズ・ショウタイム。小さな屋外ステージから、遊園地全体、ビーチ、屋敷、博物館、海でも山でも無人島でも(ここではショーはしていないけど)。色々な場所に飛び込み成果を出してきたスケールの大きなユニットです。強くなった4人の絆で「ペガサススペシャルデラックスワンダー号」はどんな荒波も乗り越えていくでしょう。

画像出典:『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』イベントストーリー「星を目指して、ヨーソロー!」2024年、
SEGA・Colorful Palette・Crypton Future Media
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