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頑張るあなたは美しい「鍛えてFLY!Muscle Training!」イベスト感想【プロセカ】

桐谷遥の凄さが凝縮したストイックマッスルイベントでした。記事名はイベント見ていたら頭に流れた『お願いマッスル』の一節から。

モモジャンで視聴者にダンスを教える配信を行う中で、運動に苦手意識のあるファンのために何かしたい遥。面白いと興味を持ってくれるよう高度なことを見せるのもありかと考えていた日課のランニング中、司と彰人に出会います。新しく出来るトレーニング施設でのアスレチック競技大会『SHINOBI-BATTLE』SASUKEのメンバーを探しているという司は、彰人と遥に参加を打診します。

 アイドルとして、メンバー関係ない男子2人と組んで大会に出ることに懸念も浮かびましたが、ファンに自分の姿を見てトレーニングに前向きになってほしいと出場を決意します。説明すれば「遥ちゃんなら優勝狙ってガチのメンバーを揃えて参加する」ことにも納得できてしまうのは、普段の活動から桐谷遥の妥協しない生き様がにじみ出ているのだと思います。

 遥は優勝の為に、彰人・司にもそれぞれ個別のトレーニングと食事の緻密な計画を仕上げてきました(コーチング力も高い)。肉体派の三日月組修行を経た司も驚きのハードなメニューです。

 生き生きとトレーニングを考える遥とメイコの言葉が、運動習慣の続かない私にグサグサきました。目標に向かって何が足りないかを考えて計画し、ひとつずつ課題をクリアしていく=夢に一歩ずつ近づいていく、そして全部クリアした時にもっと成長したときにまた目標や課題を考えたくなる。うーん、そうありたい…(憧れるだけじゃなくて私もやっていきます)。

 遥はとても周りの人物をよく見ているので、誰もが自分のように出来るとは思っておらず、自分の異質さにかなり自覚的な感じがします。だから、自分ができるからといって出来ない人に無理をさせることは決してないし、出来る人には必要ならさらなる課題を与えます(普段から自分にも)。「東雲くんならいける」と自信をもって提案しているから「正気か?」と突っ込まれても(素の彰人で接しているのいい)取り下げない、でも多くの人から見れば非常にハードなことも理解しているから「正気か?」という言葉も理解でき、”何でそんなこと言うのかな?"みたいに思ったりはしない。こうした遥のメンタルというか思考、一流って感じがします。

 『SHINOBI-BATTLE』本番、鍛えた力でアクシデントを乗り越える3人。最終走者の遥は、最後の難関「鉄棒跳び」をみんなの声援を受けて見事に成功させました。優勝はできなくても、運動が苦手な一人の背中を押してあげられました(配信のコメントを覚えていてそれをさも当然のように応答する遥クオリティ)。

画像出典:『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』イベントストーリー「鍛えてFLY!Muscle Training!」2024年、
SEGA・Colorful Palette・Crypton Future Media
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