メロディー・オブ・ドリーム「想いをのせて!Dream Stage」イベスト感想【プロセカ】
毎回感想noteのタイトルは、主にストーリーを読んで自分が感じたことの中から軸に思ったことを一言にするパターンが多いのですが、今回は寧々たちが演じたミュージカル「メロディー・オブ・ドリーム」が素敵で題名ともピッタリだったのでそのまま用いました。
芸術祭クラス映画の監督が評価され、先生に区の高校生が合同で行う「シブ学祭」実行委員に推され引き受けた寧々。特に進級してから、知らない人の中に飛び込む不安があっても、夢の為にいい経験になるからとドンドン挑戦しています。夢や目標が踏み出す勇気になる、そこで得られるものや広がった世界は夢に近づくだけでなくそれ自体が楽しみであり価値になる、ともすれば重圧にもなる「夢」ですが寧々のあり方は1つの理想な気がします。
とんとん拍子にミュージカルのリーダー、そして「女の子が、友達になった音楽家達に背中を押されて、自分の夢に一歩踏み出す」物語の主役に。演者の「音楽への想い」に基づき配役を決めたため、『勇気を与える音楽家』愛莉、『音楽の楽しさを伝える音楽家』一歌、『歌への情熱を思い出させる音楽家』杏とピッタリもピッタリの配役です。
寧々はリーダーとして演者だけでなく、作曲、演奏、衣装、美術など全ての役割を見回ります。そこで労いや進捗確認だけでなく、制作中のモノに対してイメージをしっかり持ってズレがあったら指摘し対話して、より良いものにしているのが何気にすごい。(類がいるので寧々本人は自覚しづらそうだけど)ディレクター・監督的な適性が、本人が思うよりずっと高いのではと思いました。(2-Aは本質を見抜く子たちなのかも…)
美術チームは個人的に大好きな「レインボーキャンバス」組の集結が嬉しかったです。他にやろうと思えば出来ることはいくらでもあっただろうに美術を選んだ穂波、絵に前向きな心も芽生えたけど、いざ作品となると「失敗」を恐れる心もまだ生まれるのがリアル。何も気兼ねなく自由に筆を走らせるえむと対照的です。そこを穂波が自分らしく楽しめるよう優しく導いていく絵名、ここの関係性・やり取りがとても好きです。
もう1つ、クラス映画イベントで寧々が少しずつわかっていったクラスメイトとして登場した立花さん、デザイナーを目指す彼女が衣装チームの一員として出てきたのは(しかもボイス有)2-Aとしての寧々を感じられて嬉しかったです。映画イベのアフターライブでの言及だった寧々に対する「監督」呼び、良きです。
本番当日、沢山の観客に緊張する演者たち。不安はよくわかっても、どう声をかけるべきか困る寧々。しかし、ここには鼓舞の申し子たちがいました。ファンフェスタでもみのりを鼓舞した司、よりも早かった愛莉の「大丈夫よ!」、本人がこれまでの努力を信じているからこその曇りのない言葉と表情が、そうだと思わせてくれます。みんなの言葉を受けての寧々の「みんなが味方で、仲間なんだ。だからきっと大丈夫」、「絶対に」や「保証する」といった強い語は使わないけど、寧々らしいリーダーの言葉だと思います。
音楽を楽しむ物語の音楽家たちと主人公ルルの姿は、そのまま寧々たちが夢に向かう、そして音楽を楽しむ姿でした。踊り子の音楽家の台詞「夢を追うのは簡単なことじゃない!自分の意志を貫くことも。でもあなたには、わたし達がついてるわ!」愛莉から聞くとグッとくるものがあります。
楽しさ伝わるスチル2人とも良すぎ。
画像出典:『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』イベントストーリー「想いをのせて!Dream Stage」2024年、
SEGA・Colorful Palette・Crypton Future Media
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