顎関節症の社不日記 -18日目
今日で3月も終わり。一応今日まで学生の身分であった自分は、あと数時間すれば完全に無職の一員となる。
学生という身分も随分長かった気がする。4年。当たり前ではあるが、高校時代よりはずいぶん長かった。小学生だった自分には3年後のことすら到底想像できなかったのに、気づけば22になってしまったわけだ。
まあめちゃくちゃ悪いヤツに育たなかっただけマシなので後悔はないが、過去の自分が見たらと考えるとちょっと嫌な気分ではある。
昔の自分はよく勉強ができ、その分プライドがずいぶん高かった。実際全国模試みたいなのでもだいぶ上の方で争っていたのを覚えている。1点2点の差で一喜一憂する世界にいたのは生まれて初めてであり、今後生きる上でおそらく最後のことだっただろう。
いつだって人より自分が秀でることは何か、なんてことを考えていた。運動だけは理由も分からずからっきしだったため、その分勉強その他には多分に自信を持っていたのだ。
きっと大人になったら優秀な何かにはなれるだろうなんてぼんやり思っていたのが懐かしい。まだあの校庭の鉄棒近く、帰宅途中に空を見ながら将来を考えていた小3の夏をはっきり覚えている。雲一つないとまでは言わないが、よく晴れていた。
その日の夕飯がなんだったかは流石に覚えていないが、今日のカップラーメンよりは豪華だっただろう。でもその時のメシよりカップラーメンの方が、今も昔も好きではあった。母親の作る夕飯は、いつだって味の上ではカップラーメンより下の位置。世間からすれば母親は料理上手だったらしい。きっとおいしいだろうと思って食べてきたが、家を出た今もカップラーメンの方が美味い。何故なのだろうか。
親不孝者で社会不適合者。まだ楽しくやってます。
これを書いてる間に雨が降ってきた。せっかく手洗いした洗濯物が全部ぐしゃぐしゃ。また、マイナスをゼロにする作業が始まる。