顎関節症の社不日記-677日目
2024年一発目の日記だ。みんな調子はどう?
自分は今もう全然駄目だよ。心も体も健康だけど、それ以外がダメ。
てかもう2月か……
2月!?!?!??!?
前の記事から1ヶ月半くらい。Twitterも別段大して自分のことを書かないから対外的にはだいぶ謎に包まれたまま年を終えたり始まったり。実は色々あった。
クリスマスはもちろんのこと1人で過ごしたが、今年は久しぶりにイルミネーションを見に行った。といっても近場の駅ではあるが。
やっぱ1回くらいやっとくか!と思ってドンキで買った犬の被り物を被って1時間ほど座っていたが、本当に何も無かった。
周りからも何も聞こえず、ただほとんど視覚の塞がったまま。周りに人はいるが、こちらに何か反応する者もなし。まるで透明かのように時間が過ぎ、寒くなったので帰宅した。
帰宅がてらケーキとワインをスーパーで買い、家で食って飲んだ。
音楽を聞きながら酒を飲む。これはというのは自分が生まれるよりずっと前からある、ある種退廃的な娯楽の一環である。音楽も酒も人間の知恵から生まれたのに、退廃的と括れてしまうのは面白いね。
自分はこれに加え、趣味の小説を書くことがある。この日も結局ケーキが置いてあるとは言え、やったことはそれだ。
酒はいつだって好きでない。ただ酔うことで生まれるものはあるなと思っている。
酒があることで、自分の普段通りよりも強く感情の部分を意識することが出来る。なのでよっぽど悲しいシーンを書く時などは得に有用だ。
そういうわけで、文章を書いてクリスマスが終わっていった。
小説。もう10年くらい向き合っているが、別段世間に何かしら結果が出ているわけでもないし、それを生かして何かをしているわけでもない。
時々賞に出して、批評だとか担当だとか色々あって、実を言えば数年前にどっかの雑誌の端っこに載ったこともあって。
でもそれが何かになったわけでもなく、ほとんど今も無のままだ。才能という存在をあまり認めたくないが、実際向いてもなかったのかもしれない。同じ時間があったなら、イラストなんかを描いていた方がよっぽど未来があった気さえする。
でもこれを捨てては生きていられない。
コンコルド効果なのかもね、なんて。
正月だ!
といっても得に祝うこともなく過ごしていると、三が日が過ぎたあたりで重度の風邪(診断していないがおそらくコロナ)にかかった。
自分は保険証を持っていない。大して金があるわけでもない。だから骨でも折れればこの人生は詰みなのだが、今回は中々に詰みかけていた。
吐血と見まがうほどに血痰を吐き、唾も飲めない激痛、起き上がれない怠さに、止まらない咳。
幸い風邪薬を買っていたため無理やり飲んで、寝てを繰り返した。粥というものが無かったら餓死していただろう。
そうして十数日過ごして、ようやく治った。
咳をしても一人、なんて句がある。けれど不思議と寂しくはなかったのは、そこまで余裕が無かったと見るか、それが本性と見るか。
一つ前の日記でFPSを始めたと言ったが、それで出会った人がどうやら自分の近所に住んでいたらしく、金がないだのなんだの言っていたらご飯を奢ってもらうことになった。オフ会だ。
自分も含め集まったのは三人。19歳の性別不明(トランスジェンダーってどう言えばいいんだ?)と16歳の女子高生。そして自分こと24歳無職である。自分だけ地位が低すぎるだろ……
出会った時に「普通の顔してるな!」なんて言われた。わりとパーツで切り分ければ特徴ある方だと思っていたし、言われる分には普通の顔というのも初めての評価だ。もっと上か下には言われたことがあるが。
本来はよろしく無いが、自分以外の二人が居酒屋で酒を飲んでいるところに合流。後から来たくせに散々食って奢ってもらったあと、駅をぶらっと歩いて解散。駅前のドンキホーテとか行ったりしてた。三人でチュッパチャップスを舐めながら歩いたり。
俺も年を取ってしまった。今年でもう20代の折り返しだ。それで今がこれなのだからどうしようもない。無職で、貯金が五桁前半。まだ人生やり直せる時期だが、やり直す気もないからどうしようもない。
数時間、短い間だったけど、ネットで会った人とオフ会なんて久しくやったな。大学生の時以来だった。
価値観の違いとか、結局変わらないところとか。色々思えて楽しかった。俺も年取ったな。
今までで一番金の無い時期に来た。
特に何が金を毟っていくのかといえば、今住んでいる賃貸の更新に色々かかる。自分は保証人だとかそういうのがいないので保険会社に色々支払わねばならないのだ。
まあ別段大した金額ではないのだが、それはそれとしてまともに労働をしていなかったため中々厳しい。いっつも金ないなコイツ。
この日記を見ている知り合いのお前!かなりギリだから金借りにいくかもしれんぞ!
キース・へリング展というものを見に行った。誘われたので。
キース・へリングの名前を知らずとも、もしかすればそのイラストを見たことがある人もいるかもしれない。まあ、本人でなくともそれっぽい絵柄はどっかで見たことありそ~~~なタイプの絵ではある。凄く高い技術のある絵というわけでもなく、かなりシンプルなものが多い。
キース・へリング自身「芸術なんて受け取る側がどう思うかで変わる」みたいなことを言っていた。それを知った上で見ると、彼の作品はその大部分がその理念と共に作られているように感じられる。ある種の諦めであるし、個人的には良い他者への理解の仕方であるとも思う。どこかで本人は色々考えたつもりの絵を展示したのに、単に「かわいいね」なんてだけ言われてショックを受けたりもしたんだろうな、と。
あとは目立ちたがり屋だったのかな、とか色々。絵よりも彼自身のことの方が気になってしまった。
キース・へリング展は2月25日までやってるらしい。芸術の中でも晦渋な言葉で崇められるそれでなく、NHKの不思議なコーナーでもみるくらいの感じで見に行ってみてはどうでしょう。
こういうのは自分なりに色々考えてみたり、言葉に出来ずとも感性で受け取ったりが楽しいので。
そういえばキース・へリング展を見終わったあと、この日誘ってきた知人が同人誌を出すらしいので何故か相談に乗った。同人誌なんて自分も出したこともないのに。
目立つとこだとこんなもん。
ということで今年も死なずを目標に頑張りはせずに頑張ろうと思います。