顎関節症の社不日記-93日目『音楽』
やっぱりタイトルがあったほうが見返すとき分かりやすいな、なんて思ったので追加。
また前の日記から1週間が経った。毎日書くほどの気力が今更あるわけでなく、かといってに書くのをやめるほどの理由もない。やりたいからやってるのだ。
肉体労働でもなしに、やりたいことやるのに気力が必要だなんて。
1週間あっても特に何が変わるわけではないのが悲しいところだが、実際人様に向けてこの1週間に日記のうちに紹介したいほどの出来事はなかった。先週と同じ人と働いたり、休みにRPGをやったり。ちなみに主にやっていたのは『Ruina 廃都の物語』というフリーゲーム。やや難易度は高いが前評判どおり名作だった。
さてこの1週間で特筆することがあるとすれば、仕事に出かける前に音楽(主に何らかの歌)を少しだけ聞くようになったことだろうか。
仕事。そういえば派遣社員だと思っていたが最近契約書や求人を見返すとちょっと違うかも?なんてことに気付いたが……まあそれはそれ。結局働いてお金を貰えているのだからなんでもいいのだ。
相変わらず大して仕事はできない方の人間のまま。こればっかりはしょうがない。できないものはできない。しかしできないままなのも癪だ。
だから仕事に出かける前に音楽を聞き始めた。論理の跳躍になるので理由を補足すると音楽を聞くと頭が冴える気がするから、だ。
音楽に触れる中で音楽について考えることも多くなった。どれだけ作者が自分なりの意味を込めて歌詞を書いても聞く側には勝手に解釈されるんだよな、とか、こういう音の組み合わせをどう思いつくのだろうとか。
気付いたのは『音楽に力がある』と言われるのが嘘だということだ。正確には『音楽は自分の中にある力に気づかせてくれる』ものだろう。
聞く側として勝手に歌詞を解釈し、音をどこかの風景に勝手に見立てたり。これらは自分の中にあるものだけで構成された世界だ。与えられた砂で城を作ったのは自分。便利な言葉を使うのなら『きっかけを貰った』とでも言おうか。
面倒なので人にどんな音楽を聞くのかと聞かれると『あまり聞かない』とか、もしくはその場で適当を答えるのが人生の常だった。しかしその実、人並には流行の音楽を知ったり昔の曲を気に入ったりしてきていた。今だってこうして文字を書く中で適当に曲を聴いている。小説を書こうとするなら書くシーンに合わせて聞く音楽を変えて、気分をノせる。いつだって音楽には頼ったまま生きてきている。
歌を聞いて自分に気づく。曲に動かされて、歌詞に苦しむ。そういう朝になった、という話。
最近聞いている曲はなんとなくこういうところ。
ボカロなんかも最近聞くことには聞くが、なぜかここに乗せるのをプライドが許してくれない。書くことはいいのになぜリンクを張るのを許せないのかがわからない。自分はより強い自分に押さえつけられて生きている。
もう寝る時間になったので寝る。ああ、働きたくない。こんなことなら家を追い出されるのにとことん抵抗しまくってニートでもしていたら良かったな、などとまで思った。