顎関節症の社不日記-38日目

 どこまでも怠惰なので、もちろん日記も滞るワケよ。

 というわけで家を出て38日目。もう気づけば1カ月以上が経った。日記を書いていない11日くらいは何をしていたかというと……まあ色々していたとしか言いようがない。ちなみにバイトは11日以上前に始まっていた。日記に書くタイミングを見計らっていただけでさ。
 まあやってるバイトの話はまた今度。

 別に日記を書く気がなかったわけではないはずで、一応はこれ日記に使えるなーとか思いながら写真を撮ったりはしていた。例えば……この数日前に食べたデカいペヤングの焼きそばの写真を供養しちゃおうかな。

超大盛。実はこの時人生で初めてペヤングの焼きそばを食べた。

 1カ月経って思うのは『一人暮らしは性に合う』ということ。誰かの都合に合わせるだとかが一切無いのがいい。

 自分はどうしようもなくダメなマインドで生きている人間だが、長所が1つあるとすると『育ちが良い』ことだ。人の家に入る時は靴を揃えて入る、ハサミを渡すときは持ち手を相手に向ける。そういった細かいところが意外と無意識にも出来ている。
 しかしこれが厄介で、無意識に出来ているということは無意識にも多少は気を使ってしまうということ。自分は気を使うのはそこまで好きでないのでここで勝手にストレスが溜まるのだ。これがまず性に合うポイントその1。靴を揃えてまで丁寧に人の家に入りたくないが、そう育ったからそうしてしまうのだ。クソ。

 また自分はどうも秘密主義気味で、一定のラインで『底の自分そのもの』を知られないようにしているところがある。これも無意識にもやってしまうのだ。
 自分以外の人間がどうかは知らないが、少なくとも本当の素のままで話した人間はこの世に存在しないだろう。どんなに親交があった友人にも、家族にも、匿名の掲示板にすらも。
 まあ、なので1人でいる限りは絶対に自分が侵害されないのがいい。性に合うポイントその2。
 人に会うのが嫌いなわけではないが、人に会うと勝手に顔に仮面が掛かる。そしてその仮面の重みの分、1人よりは疲れてしまう。1人は気楽だね……というところ。

 ただもしこれを見ている知人友人の方がいたら、特に気を使ったりはしないでほしい。今まで通り(といってもそこまで頻繁に何かある友人は少ないが)でいい。1人は性に合うとは言ったが、かといって社会的集団からつまはじきというのも嫌なので。
 自分は『まっとうな感性で育てられた自分』と『全く社会的でない自分』の2つが混成して成り立っているため、すぐこうして矛盾が発生する。人類はいなくなってもいいが、それはそれとしていないのは嫌、みたいな人間である。うーん、面倒な人間。

 ここまでで分かる通り、1人が性に合うということが社会不適合たる所以である。今のバイト先も当初思っていたより意外と色々な人に会うという一点だけで辞めたいと思っているくらいだ。
 またいつからそうなったかは分からないが、人に教えを受けるということ、立場の上下があるということの2つが嫌いという性質もある。仕事を教わるということ自体がキツい。どう優しく教わっても『コイツは上の立場から物事を言っているんだな』と思うとそれだけでキレそうになる。見知っている人間からならなんとも思わないが、どうしてこう知らない人間からの師事が苦痛なのだろうか。分からない。

 あとは現在週4日でアルバイトをしているが、正直上の理由抜きにしても週4日でもうしんどい。普通の人間はわりとどう頑張っても週5以上で働かざるを得ない場合も多いと聞くがなぜ堪えられるのだろうのか。世の中は不思議だらけだ。慣れとかの問題なの?

 まあ明日も頑張って生きよう。俺は世間で生きるにはあまりにも脆いが、どこかで脆い俺でも落ち着ける場所を見つけたいものだ。

 

 

 


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