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2023 三浦半島縦断トレイルラン レースレポート
Note読者の皆さま
これまでいつもみなさまの熱気のこもったレースレポートを読むだけでしたが、自分のレース参加記録がNote全体活動の彩りを添えることができればと思い、恥ずかしながら初めてレポートさせていただきます。
今回レポートするのは、トライアスロンでもマラソンでもなく「三浦半島縦断トレイルラン(2023年3月25日開催)」というトレイルランニングの草レースです。三浦海岸から横浜市金沢区までの34km、三浦半島を南北に貫く山々を走り抜けるコース設定となっています(過去には50km超あったが、地権者や周辺住民との協議により現在のルートに。【後日談:さらに現在は横浜出発・三浦ゴールとなるなど、ルートが大きく変更となっております】)。自分は三浦半島(の付け根)在住のため、毎年参加しているのですが、今回は総合7位、エイジグループ1位ということで表彰を受けてしまいました。自分でも驚いております。
以下、トレイルランニングの楽しさをお伝えしがてら、少し古新聞となりますが2023年3月25日に開催された本大会を振り返ります。
1.大会コース
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2.レース準備
三浦半島の中央部を貫く山々は、枝道が多く道迷いし易いことで有名。本大会は、三浦富士、武山(海軍砲台跡地)、大楠山、安針塚(三浦按針の墓)、鷹取山(ロッククライミングの練習地として有名)、朝夷奈切通(いざ鎌倉)を巡るコース設定。地元住民との協議などありコースルートを毎年変更しており、今回も何ヶ所かコース変更があった。大会事務局が事前配布するコースマップを基に、自ら今回の大会用のGPXデータを作成し、Garmin Forerunner955に入れておく(これがレース中に素晴らしい効力を発揮することに)。尚、実走によるGPXデータ生成とは異なり、マウス操作でGPXデータを作る作業はすごく面倒です。
レースの2週間前には前後半に分け、試走を実施。倒木によって迂回せざるを得ない箇所だったり、途中10か所のチェックポイントの場所を確認しておく。
レース前日、4Lのトレランザックにドリンク1.5L、補給食、コンパス、防寒ウェアなどをセット。ちなみにこの大会、途中にエイドステーションが1ヵ所しか設置されておらず、基本的に必要なモノはすべて自分で持って走ることが必要(この点で、最近よくある至れり尽くせりのトレラン大会とは一線を画す)。
3.レース当日
あいにくの大雨。数年前に台風が直撃する中で参加したキタタン(北丹沢12時間耐久トレイル)で、流れる濁流に逆らい走ったときのことを思い出すが、トレイルランは「大人の泥んこ遊び」、基本的に悪天候でも催行します。
三浦海岸沿いにある民宿でエントリーを済ませ、スタート地点である砂浜へ移動。この時点で気温は8℃、しっかりとした雨と北風が吹きつける中でのスタートとなった。コロナ禍ということでウェーブスタートに。
本大会はトレイルランでは珍しい、砂浜を3km程度走ることが特徴の一つ。ルート取りによっては、砂で足が取られたり、寄せる波でびしょびしょになったりします。なのでここは慎重に、自らルート取りすることはせず、トップ選手についていく作戦に。
毎年参加している大会で、且つしっかりとコースを頭に叩き込んでいたこともあり、大きな道迷いもなく順調にチェックポイントを通過していく。逗子あたりにある第7関門(全10関門)までで総合3位につけている感覚だった。年始からハマっていた低酸素トレーニングの効果が出たのかな、とか、買い替えたトレランシューズ(アシックスTrabuco Max)のグリップ力がいいな、などと一人考えながら足を進める。
大雨であったこともあり、途中トレイルが削られてしまい、横須賀市/鎌倉市の大楠山の手前で走行に危険な箇所があった(あとから聞いたところ、ここで怪我人が続出したとのこと。トレイルランはあくまでも自己責任です)。
途中で何人かのランナーに抜かれてしまい順位を下げるが、ここは冷静を保つ。実際、これら自分を抜いたランナーの多くが、途中でコースがわからなくて右往左往していたりして、結局追いつき、追い抜く。
結果は以下の通り。エイジグループ内でのラップ解析を見ると、ミス率(ロスしたタイムの割合)は3.3%と、悪くない数字。
ゴール地点では、既にゴールしていたランナー数名から、コースを教えてくれて助かった、と謝意をいただいた。悪くない気分。
4.レース後
レース後半から膝関節に痛みが発生。ゴールした後も痛みが取れず、寧ろ次第に悪化してしまった。今回の大会は4月16日のかすみがうらマラソン前の刺激入れとして設定したものだが、刺激ではなく、故障を生んでしまうとは・・・。この大会後、かすみがうらマラソンまでの3週間、全く走れなくなってしまい焦る(代わりにこの期間は自転車ならば膝への負担が少ないだろうということで、Zwift+Wahooばっかりやってました)。
この結果、長距離走練習ができずスタミナが激減、かすみがうらマラソンでは25km以降撃沈し、不本意なタイムで終える(3'18'')。
このままでは今シーズンを終えられない、と奮起し、すぐに6月の函館マラソンにエントリーしました。
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レポートは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回はトライアスロンのレースレポートをさせていただければと思います。