3月のハルピンはまだ寒いかな
黒龍江省ハルピンに、2025年3月に行ってみることにした。
週3、4便だった成田からの直行便は1日1便になっていた。さらに前には直行便は姉妹都市である新潟からだった。
以前宿泊した「友谊宫」はHPを見ても会議室の紹介ばかりで、宿泊予約に行き当たらない。古いながら場所も良く気に入っていた。松花江を望む立地もそうだが、何しろ、妻の実家まで歩いて行けた。
ハルピン、ホテルなどと入力すれば立ちどころにおすすめホテルが、複数サイトで紹介される。どこのおしゃれなホテルかと見紛う写真が満載だが、「見かけ倒し」には慣れている。もっとも、旅行関連の公式写真はどこもパーフェクトな画像だらけなので、たいがいはがっかりするものだ。
聖ソフィア大聖堂、中央大街、防洪記念塔、東北虎林園、ハルピン極地館それに冬なら「冰灯」(以前、地元の人はそう呼んでいた)。
「哈尔滨冰雪大世界」と今は呼ぶらしい。(北京言語大学東京校HPによる)
松花江も全面凍結する、氷に覆われた極寒の地ならではの催しだ。以前はかき氷屋の氷柱を組み合わせたような中に、セロファンを巻いた電気(LED照明ではない)で装飾されていた。今は相当手の込んだ氷雪大世界になっている様子。このページを見ると美しい。
ちなみに30年以上前に訪れた際、友人は氷の滑り台から勢いよくはみだし、眼鏡が吹っ飛んで壊れた。あわや大怪我かという思い出深い「冰灯」なのだ。
哈尔滨冰雪大世界
「ハルピンへ行くならマッドアーキテクツの建物を見るべき」と知人が進言してくれた。
中国人と日本人による建築設計事務所らしい。Harbin Opera House。ハルピンのどこにあるんだろう。おおお、調べてみると、川向う(おなじみの中央大街などがあるサイドから、松花江を挟んであっち側)のよう。
Harbin Opera House
アートや建築に造詣はないが、日中のアーティストによる壮大な建築物があるなら、ちょっと覗いてみてもいい。
さて、ハルビンだけでなく、中国経済はいまひとつ。
中国テーマパーク、4割利益無し 420億円古城に1日13人
中国内の不動産会社が所有していた氷祭りを運営する会社の株も売られてしまった。ちょっとだけ投資している「中国株式2倍ブル」も見切りをつけるか。
(写真はいずれも2015年撮影)