No Title
所謂「専門的」な音楽の知識は、高校生の頃音大に進んだ先輩から借りた楽典を少し読みかじった程度で止まっている。そのせいか、自分が作る音楽にある種の"整合性"や"辻褄"というものが欠如しているように思うこの頃である。自分はノリや感覚で生きているものだと思っていたが、理論を重視する側面もあったのだな、と。
音楽の理論は物理と数学の世界なので(もちろんそれだけではないが)、音楽理論の勉強はそれ即ち理数の勉強だ、と思っている節がある。理数の成績は下から数えたほうが早い(というか最底辺だったので数えるまでもない)自分であったが、ここ最近は音楽の理論から派生し、そういった方面のお話にも興味を抱く。Google先生に高校数学に関する質問を飛ばしては頭の中にクエスチョンマークを浮かべることを繰り返す。
…
特に隠しているつもりはないが、自分は基本的にだらしのない人間である。「隠しているつもりはない」などと宣っておきながら、初めて会う人や知り合って間もない人には多少なりとも猫をかぶってしまうことが稀にある(これはマジ)。
そのせいで自分のだらしない一面が垣間見えた際に、軽蔑に満ち満ちた視線を向けられることがある。「こんなことなら最初から良い人のフリなんてするもんちゃうかったな」と、自分のだらしなさを丁寧に箱に詰め包装しキレイにリボンをかけ、そっと棚の上の奥のほうに仕舞うのだ。
…
永久に学位がNightについて。
このイベントは某たけゆり氏と企画した(というかほぼ彼女が回してくれた)イベントで、彼女の「パーッとあそぼや」という声掛けにより開かれた催しである。
DTMを初めてまだ一年も経っていない僕が、作った曲、作ったブート、好きな曲などをとんでもなく良いスピーカーを使って爆音で鳴らす、というのはヒジョーに贅沢で且つありがたい出来事であり、なかなか無い機会でもある。
スペクトラムアナライザーと睨めっこして、20~30Hz周辺の重低音の扱いに頭を悩ませまくる日々であったが、当日は良いスピーカーと良いPAさんに恵まれ、アコースティック専門のライブハウスを揺らすことができた、と勝手に思っている。まだまだトラックメイカーとして、DJとして未熟であるのは言うまでもない。修行あるのみ。
ジャンルにこだわらず演者を集めたため、ミニマルテクノ、アイリッシュ(?)、ブルーグラス(ブルース)、ラップ、僕という統一感の「と」の字もないイベントになった。身内向けのイベントだったということもあり、特に問題視していないし、むしろ闇鍋のようで終始楽しかった。
…
トラックメイクを行う人間は音楽をプレイする(歌う、演奏する)人間に比して少なく、そういった知り合いもほとんどいなかったのだが、8月に行われたアリムラ氏主宰のPotluck Lab.のお陰で増えた。積極的に交流したいな…という思いもあるが、なかなかきっかけが掴めずにいるのが正直なところ。いっそ何か「若手(?)トラックメイカーの若手トラックメイカーによる若手トラックメイカーのイベント」的なものを企画するか?とも考えるが、僕程度の人間が企画していいものかと陰気な気持ちになる。
…
思いついたことをただつらつらと書き連ねることで、ごくまれに湧いてくる文章欲のようなものを解消するが、ただ欲求を解消することが目的であるためにそこに深い意味はない。先に述べたように、だらしのない人間で、そんな僕が何か偉そうに物事を語るのはちゃんちゃらおかしいと思っている節がある。
「そんなこと言っておきながらお前も結構偉そうにモノ言うやんけ」と思う方もいるとは思うが、それはまぁ、気にしないでほしい。自分が自覚している範疇での話ですので。
…
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?