学費ナビ_チャンネル

株式会社アイガーが運営する「学費ナビ」。学費や進学に関する情報をお伝えします。大学版   https://gakuhi-navi.com 専門学校版 https://gakuhi-navi.com/spectrain/

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最近の記事

子どもの教育は「課金ゲー」って話。

 小学校時代に塾や習い事に行った経験があると思う。そろばん、書道、ピアノ、琴、水泳、体操、お茶、お花、バレエ等の習い事に加え、学習塾や英語塾。周りを見ればどれだけ行ってるのっていうのが今の子どもたちで、昔はそこまでの数では無かったような気がする。学童保育も地域によってあったり無かったりするので、昔は鍵っ子(この呼び名自体懐かしいが)であったとしても、習い事や塾の無い日は公園や広場で遊んでいた。塾や習い事で毎日詰っているような子は、地域にもよるかもしれないが、そこまでいなかった

    • 早稲田大学が総合型選抜(AO入試)と学校推薦型選抜(推薦入試)の合格者割合を6割に持っていくって話。

       大学入試がこれから大変革になるかもしれない。大学入試といえば、年明けのセンター入試(現:大学入試共通テスト)から始まって、2月から始まる一般入試(現:一般型選抜)がメインであった。推薦入試やAO入試は入試の主流ではなく、一般入試こそ大学入試の本道であったが、それが時代の流れで大きく変容しようとしている。  中堅以下の大学では、もうかなり前からAO入試と推薦入試が大学入試の本番で、一般入試は最後の数合わせとより優秀な学生(いわゆる滑り止め)を狙った試験になっていたと言っても

      • データサイエンス学部がアツいって話。

         データサイエンス学部が流行の兆しを見せている。データサイエンスって何?って話だが、ビッグデータと人間の思考や行動と結び付けて解析し、マーケティングやサービスに生かすことをいう。日本で最初にデータサイエンス学部が誕生したのが2017年の滋賀大学である。以降、横浜市立大学、南山大学等次々と開設され、一橋大学も2023年度に開設するということである。  データを統計的に使うというのは、従来経済学部で行われてきた。経済学部は数学が必要と言われるくらい、文系学部でありながら数学や統

        • 東大理学部の高校生向けオンライン特別授業が色々凄いって話。

            東京大学理学部が12月26日(日)、27日(月)と2日間に渡り、世界をリードするトップサイエンティストによる高校生向けオンライン特別講義「高校生のための冬休み講座2021」を実施する。参加無料で事前予約が必要。中高生向けになっているが、制限はなく、小学生から保護者を含めた一般の方も視聴可能である。  各日3名の講義を視聴することができるので、理系を希望する人にとっては有意義な時間になるのではないだろうか。また、技術立国日本としては、将来の技術を担保する人材育成という面か

          大学のサークルの存続危機ってどういうこと?って話。

           大学の楽しみのひとつにサークル活動がある。昔は、大学では勉強せずにサークルばっかりやっていた人も多いように思う。何がやりたいかわからないならそれを見つけるために大学に行け、そして友人を作れとよく言われたものである。大学に行って、サークルに顔を出して友人や先輩後輩たちと過ごし、その後アルバイトに行く。そんな生活を今の40代半ば以上の人は過ごしていたと思う。それがこのコロナ禍で存続危機だという。  そもそもサークル加入率自体は減少傾向にあった。大学が主催して新入生歓迎イベント

          大学のサークルの存続危機ってどういうこと?って話。

          高校の授業料無償化っていうけれど、他にもお金はかかるよねって話。

           現在、高校は授業料実質無償化になっているのはご存じだと思う。高等学校等就学支援金制度があり、保護者の所得910万円以上は対象外であるが、全国の8割の生徒が利用しており、公立高校の全日制の場合、授業料相当額(年額11万8800円)は実質0円になっている。私立高校の場合、年収590万円以下の世帯では、年間最大39万6000円が支援されることになっている。  公立高校の授業料は実質無償で、私立に関しても39万円以上の支援があれば、経済的な問題であきらめていた私立に行くこともでき

          高校の授業料無償化っていうけれど、他にもお金はかかるよねって話。

          国公立高校のデジタル化は進んでないぞって話。

           小学校でプログラミングを教え、高校では情報が大学入学共通テストに加えられるという情報教育真っ盛りである。みんながみんなプログラマーになるわけではないが、プログラミングの素養は必要ですよと国が言っているのである。これからは、学校教育でプログラミング教育を受けた人が社会に出ていくわけで、働かないおじさん世代は生まれた時にはコンピュータのコの字も無かった世代だから、それだけでも相当な努力が必要ということである。  例えば、家庭用ゲーム機だと任天堂のファミコンが生まれた時にあった

          国公立高校のデジタル化は進んでないぞって話。

          高校生の就活は厳しいけれど、進学に切り替えたのか?って話。

           来春卒業する高校生の内、求職者数は13万2000人で前年より9.2%も減っているらしい。前年も10.1%減だったので、2年連続で大幅な減少である。この要因は、多くはコロナ禍で経済状況が不透明であり、業種によっては新卒採用を大幅に減らしたり中止したりしたことが影響している。  特に、旅行・ホテル、飲食、小売・卸業については、コロナ禍で深刻な影響が出ており、なかなか新卒採用は難しいだろう。同様にテレワークや非接触に舵を切っているため、例えば銀行の窓口業務等は縮小されているので

          高校生の就活は厳しいけれど、進学に切り替えたのか?って話。

          45歳定年制を見据えて、学び直しが有効だという話。

           45歳定年制の話題は、結構センセーショナルだったためか結構長引いている印象がある。定年自体は45歳になることは、法律を改正しない限り無いのだが、実質的な45歳定年制というキャリアチェンジを促したり役職定年の前倒し等様々な制度で今後行われていくのだろう。  アデコが最近発表した学び直しに関する調査結果で、ビジネスマンの40.8%とフリーランスの45.0%が学び直しをしたことがあると回答している。また、学び直しをした人に仕事で良い影響があったかとの問いには、ビジネスマンの約8

          45歳定年制を見据えて、学び直しが有効だという話。

          ひとり暮らしは憧れるけど、やっぱりお金がかかるよなって話。

           大学や専門学校など、高校を卒業して更に進学する人も多いが、ひとり暮らしを始めたいって漠然と考える人もいると思う。このタイミングを逃せば、卒業して就職するタイミングか就職して数年してからになる。昔はひとり暮らしをしたいって人が多かったように思うが、親離れ子離れ出来ていない今はどうなんだろうか。  保護者や学生の気持ちはともかく、実際に高校を卒業してひとり暮らしをする場合、どのくらいお金がかかるかを見ていきたいと思う。以下、全国大学生協連の2020年度保護者に聞く新入生調査と

          ひとり暮らしは憧れるけど、やっぱりお金がかかるよなって話。

          大学全入時代の今年の大学入試は難化の兆しありって話。

           大学全入時代、つまり、志願者数より大学の学部定員の合計数が少なくなり、えり好みしなければ(理論上は)全員大学に入学できる状態が、ついに昨年から到来している。  昨年は、センター試験から大学入学共通テストと名称が変わり、様子見だったが、今年は昨年実施されていることから高校や予備校・塾でも分析や対策を立てやすいことから、昨年はいわゆる安パイを狙った層がチャレンジしてくる可能性がある。また、コロナ禍のパニックに近い状態での受験だった昨年は、地方の受験生は地元で通学するか、首都圏

          大学全入時代の今年の大学入試は難化の兆しありって話。

          ザ・就活!「ガクチカ」って何?って思ったら話すことが無いって話。

           2021年の就活シーズンも10月に内定式を終えた後も活動している人がいるとはいえ、もう終盤戦である。そして就活の主役は、今の大学3年生の2022年シーズンに移っていくわけであるが、「ガクチカ」って聞いたことがあるだろうか?「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」の略らしい。何でも略すなと言いたいが、就活自体が就職活動の略なのでそういう時代なのだろう。  この「ガクチカ」、何が問題かというと、今の大学3年生は2年生~3年生の今までコロナ禍であったため、クラブ・サークル

          ザ・就活!「ガクチカ」って何?って思ったら話すことが無いって話。

          AO入試誕生から約30年で、主流の入試方法になったって話。

           AO入試と言った方がピンとくる方が多いと思うが、今はAO入試は存在しない。名称が昨年から総合型選抜に変更になったからである。一部の大学では使い続けていたり、別名称にしたりしているようだが、一般的にはAO(admission's officeの略)入試という呼び名が定着している。  AO入試を始めて導入した大学は、慶應義塾大学である。1990年に慶応大学湘南藤沢キャンパスが誕生した際、新設学部の総合政策学部と環境情報学部の2学部において導入されたのが始まりである。AO入試と

          AO入試誕生から約30年で、主流の入試方法になったって話。

          プログラム教育の次は金融教育をするっていう話。

           2022年度から高校の家庭科で、家計管理の中で資産形成の視点に触れるように規定されたため、来年22年4月以降に資産形成のための投資についても触れる授業が行われるようになる。つい最近、小学校でプログラム教育が始まって、世の中変わったよなと思っていたら、今度は金融教育である。  基本的に、プログラム教育も金融教育も行うことは大賛成である。やる以上はきちんとした教育を行ってほしいと思う。懸念があるのは、家庭科の授業の中でそれだけの時間数は取れないだろうということ。日本史の中の現

          プログラム教育の次は金融教育をするっていう話。

          就職氷河期に奨学金を借りたら50歳になっても返済が終わらないって話。

           バブル景気がはじけたのが、大体1992年くらい。それまでの空前の好景気から嘘みたいな不景気に突入した。失われた何十年かの始まりである。その不景気な時に就職したのが、就職氷河期世代で1993年~2005年で、年齢で言うと39歳~51歳になる。今問題になっているのは、この世代で正社員になれなかったか正社員になれたとしても低賃金で働いている人たちである。1993年から2005年までは、有効求人倍率が1.0倍を切っていた不景気の時代である。2005年でいったん有効求人倍率は1.0倍

          就職氷河期に奨学金を借りたら50歳になっても返済が終わらないって話。

          今日の仕事は楽しみですか?と社畜ロードで聞いたら炎上したって話。

           少し前にニュースを騒がせてたので知っている方も多いと思うが、品川駅の多くのサラリーマンが通勤で行きかう通称「社畜ロード」とか「社畜回廊」とか呼ばれる通路のデジタルサイネージに、「今日の仕事は楽しみですか?」と表示されてSNSで拡散し大炎上した。しかし、このデジタルサイネージ広告でこの文言がずっと写されていた訳ではない。全体のごく一部だそうだが、そこを写メってSNSにむかつくって投稿したら、それがすべてみたいになっていったというのが真相だろう。  気になる点が2つある。1つ

          今日の仕事は楽しみですか?と社畜ロードで聞いたら炎上したって話。