『実測 世界のデザインホテル』寶田陵さんに聞いた「いま気になる人・コト」
コロナ禍で観光・旅行業界は大きな打撃を受けましたが、海外の一部の観光都市では限定的な観光解禁の取り組みがみられはじめたり、国内でもアフター・コロナを見越した宿泊施設の開業予定が発表されはじめるなど、復調への兆しも見えつつあります。
今回は、『実測 世界のデザインホテル』著者でthe range design INC. 代表取締役の寶田陵(たからだ・りょう)さんに、いま気になっている業界の動きや最新の設計事例について少しだけ教えていただきました。
――最近、ホテル関連で注目している設計事例や業界の取り組みはありますか?
前橋にある「白井屋ホテル」が、最近体験したホテルの中では一番興味深いです。
藤本壮介さんのリノベーション&新築で、地域コミュニティーとアートがテーマになっています。
――300年以上の歴史があった白井屋旅館の跡地につくられた、話題のスペースですね。
建築家である藤本壮介さんの世界観と異業種デザイナーとのコラボレーションがホテルに新しい価値を創造し、1階のカフェラウンジやダイニングも地域コミュニティーの場を形成しており、地域と一体になるホテルのあり方にチャレンジしています。
――寶田さんが設計されたもので、オープンを控えているホテルはありますか?
今年の7月、地上100mの高さにインフィニティープール&バーのあるResort&Workstyle Hotelが、スリランカ・コロンボに完成します。
――インフィニティプールといえば、縁が外景の水平線と溶け合うように設計されたプールのことですね。一体どんな空間になるのでしょう……ちょこっとだけお見せいただけませんか!?
こちらが完成イメージのCGです。
――プールに入ったままバーを楽しめる設計になっているのですね…! 気兼ねなく観光できるようになったら、ぜひ行ってみたいです!
ありがとうございました!
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(編集Y.M)
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