【元塾講師は語る】勉強に必要な疾走感の話

勉強をする上で、集中力が全然なかったり、別のことに注意が向いてしまう人は人は多くいると思う。

ぼく自身も絶望的に集中力が低い人間だ。これまで受けてきた試験は、どうやって試験中に休憩を入れるかを最優先にしてきたくらいだ。

そんなぼくに共感できる人は、時間や勉強量だけではなく、疾走感を意識してほしい。

ゲームやスポーツなら(勉強よりも)飽きずに続けられるという人は多いはず。これらにハマる理由は数多くあるが、その中でも大きな要素のひとつが、「前進、向上している感覚にあること」である。

とはいえ、今の勉強さえままならない人はどうすればいいんだ、と思う人もいるだろう。そんな人は、主語を見直してほしい。

勉強が嫌い苦手すぐに飽きるというのは、あまりにもアバウトな感情論である。

長い計算式を解き終えたときの爽快感、理科の実験で感じた驚きなど、よく思い出せばひとつやふたつ楽しい経験や嬉しい経験はあるはずだ。

勉強という大きな主語を分解していくと、いくつかの教科に分かれて、
その教科の中でも特にあの分野が苦手で、
あの分野のどんなところが苦手なんだろう…って考えていると、悩んでいたことが今までよりも小さなことに感じてくるはずだ。

ぼく自身は、勉強ができる人間ではない。小中高と公立の学校に通っていたし、大学受験も7つ受験して1校しか受からなかった。

だけど自分なりに勉強の仕方を考えていたからこそ、みんなほど苦労をせずともそこそこのラインには立てたんじゃないかと思う。

ぼくが歩んできた道がみなさんの役に立つことを願って。

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