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【後編】AIで効率化したら仕事が増えた話 〜 "便利な人"扱いを回避する防衛術 〜

プロローグ:「次も頼めるよね?」


「課長、次のシステムも作ってもらえない?」

物流システムを作ったことがきっかけで、
私は"頼めば何とかしてくれる人"として
社内で認知されてしまった。

「あ、そうだ。今度の在庫管理も...」
「経費精算も自動化できない?」
「営業データの分析もお願い!」

(ちょっと待って...
 これ、どんどん増えてない?
 そもそも私、経理なんだけど...?)

コーヒーを飲みながら、
溜まっていく依頼メールを見つめる私。
なんか、経理の仕事より
システム開発の方が多くなってきた気がする。

第一章:絶望のスパイラル


<3ヶ月前>
私「このレポート作成、AI使えば自動でできますよ!」
上司「おお!さすが課長!」
私(やった!これで楽になる!)

<現在>
上司「じゃあ他のレポートも頼めるよね?」
「週次だけじゃなくて日次でも!」
「営業所ごとの分析も欲しいな」
私(あれ?なんか仕事増えてない...?)

作業時間の変化:
- 元の作業:3時間 → 1時間に短縮
- 新しい依頼:+3時間追加
- 心の疲労:+5時間分増加

(これ、どこかおかしい気が...)

第二章:転機は友人との立ち飲み


システムベンダーの友人と立ち飲み屋で愚痴る私。

私「なんかさ、効率化したのに
   仕事増えちゃって...」

友人「そりゃダメでしょ。
    見積もり取らせなきゃ」

私「え?」

友人「うちなら●●万円くらいですね。
    御社の場合、要件が複雑だから
    もっとかかるかも」

(!?)
(コーヒーより強いものが必要な気がした)

第三章:逆襲開始


次の依頼では...

私「いいですよ。
   まずベンダーさんに見積もり、
   取ってみましょうか?」

上司「えっ、そんなにかかるの!?
    ...じゃあ、やめとこうか」

(おや?なんかいい感じ?)

意外な効果:
- 本当に必要な案件だけが残る
- タダ頼みが激減
- コーヒー代が浮く(これ重要)

第四章:AIスキル持ちあるある


「こんな経験、ありませんか?」

- 「AIで効率化できる=全部やってくれる」と思われる
- 効率化した分だけ新しい仕事が増える
- 給与は据え置き
- コーヒーの消費量だけが増える

第五章:防衛のための3つの鉄則


1. 価値を可視化する
「ベンダーさんに見積もり依頼しますね!」
(濃いめのコーヒーを飲みながら画面を見せる)

2. 正式な依頼として扱う
「お茶飲みながらの相談」では終わらせない
(この場合のお茶はコーヒー)

3. 境界線を引く
「経理の締め切りもあるので...」
(締め切りは神。絶対。)

エピローグ:新しい時代の働き方へ


効率化できる人が損をする。
この不思議な構造を変えていくのは、
案外簡単かもしれない。

価値の可視化から始めよう。
それが評価される未来への第一歩。

今日も締め切り間近の経理業務を
コーヒーを飲みながら黙々とこなしてます。

...ピロン(新着メール)
「課長、次のシステムも...」

(ダメだこりゃ☕)

そっと、ベンダーの見積もりフォームを開いた。

#ChatGPT #効率化 #働き方改革 #経理の闇

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