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ビハインドカーテン(1)

【あらすじ】

幼馴染である立花圭人と戸仲正樹は、東城学園大学附属高校に通っている。新学年を間近に迎えたまだ寒いある日、崩れそうなほど古い部室の倉庫で、カビた段ボールを見つけた。その中で見たものは、気味が悪いほど圭人とそっくりな『夏目恵』という人物の学生証。夏目はかつてこの学校が男子校だった頃にあった寮から失踪した学生だった。運命的な発見を面白がる正樹は、この失踪事件について調べ始めたが、徐々に圭人の様子がおかしくなってきて……。
目に見えるものが、現実か、否かを問う、青春ミステリーホラー小説。

プロローグ

薄い透明なカーテンがひかれている。
カーテンの向こうに見えるのは、いつもと変わらぬ景色の、その曖昧な輪郭。
でもそのカーテンがほんのわずかな風でゆらりと持ち上がると、

俺は思わず目を凝らしたんだ。

人はその風を偶然と呼んだり、気のせいだと言ったりするけれど、
カーテンの、細い細いその隙間に、

見えたんだ。

【目次】

ビハインドガーデン(2)

ビハインドガーデン(3)

ビハインドガーデン(4)

ビハインドガーデン(5)

ビハインドガーデン(6)

ビハインドガーデン(7)

ビハインドガーデン(8)

ビハインドガーデン(9)

ビハインドガーデン(10)

ビハインドガーデン(11)

ビハインドガーデン(12)

ビハインドガーデン(13)

ビハインドガーデン(14)

ビハインドガーデン(15)

ビハインドガーデン(16)

ビハインドガーデン(17)

ビハインドガーデン(18)

ビハインドガーデン(19)

ビハインドガーデン(20)

ビハインドガーデン(21)

ビハインドガーデン(22)

ビハインドガーデン(23)

ビハインドガーデン(24)

ビハインドガーデン(25)

ビハインドガーデン(26)

ビハインドガーデン(27)

ビハインドガーデン(28)

ビハインドガーデン(29)

ビハインドガーデン(30)

ビハインドガーデン(31)

ビハインドガーデン(ラスト)


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