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自閉症スペクトラムの青年の青春物語にハマるstay home な日々

今日はちょっと軽めのお話。

ゴールデンウィークも終わり、

世間が緩んで来ているような人出を横目に、

出来るだけ家で過ごすことを続けています。

おかげで、フリースクールの計画も進まず

なかなかもどかしい所もありますが、

その分、オンラインスクールの運営に

力を注ぎつつ、今できることを

まっすぐやるしかないと思っています。


そんなゴールデンウィーク中は、

いつもよりNexflix比率も高い日々でした。

私がハマったドラマは

アメリカのネットフリックスオリジナルドラマ

「ユニークライフ」


自閉症スペクトラムの青年サムが主人公で、

恋や異性関係など、18歳の青年らしい興味に

目覚めて奮闘する作品です。

と同時に、これまでは全て母親が

世話をしていたはずのサムが、少しずつ

母離れをして行ったり、

頼りないと思っていた父親と

男同士の秘密の会話で絆を深めたり、

サムに関わる時間が多い家族に複雑な感情を

もつ妹が、生意気なティーンエイジャーらしさと

兄思いの正義感をバランスよく見せたり、

家族の物語としても多角的に描かれている作品です。

基本はコメディなのですが、

クスッと笑えて、時にホロリとさせてくれたり、

イラーっとしたり。

感情をいっぱい刺激してくれます。


自閉症スペクトラムのサムの実直さや、

言葉を言葉通りにしか受け止められない様子も

なるほど、こういう感じなのかと

勉強になる点も多々。それをうまく笑いに

変えている作り方も見事です。

例えば

ガールフレンドのペイジが「ダンスパーティーの

夜は私の両親が出かけてきて帰ってこないの。

うちに来ない?」と誘ってもそれがどういう意味か

解らないサム。親友に相談すると「でかした!」

と大盛り上がりされて、ようやく意味を理解する。

ペイジに直接「ダンスパーティーの夜にうちに来ないって

言ったのは、僕と寝る気があるってこと?」とサム。

ペイジ「多分そうね」

サム「多分?それってイエス?ノー?」

ペイジ「イエーース!!!」

というやり取りをして、納得するシーンなど。

どういう伝え方をすると伝わりやすいのか、

考えさせられる点も多くあります。


さらには、

オープンに周りの人にサムの状況を話せる環境、

青年期特有のサムの悩みに寄り添うセラピストなど、

アメリカの発達障害に対する理解度の高さも

伝わってきます。

もちろんフィクションですので、

綺麗にまとめられている所もあるでしょう。

でもこういう作品が作られているだけでも

素敵だなと思うのです。

私のように自閉症スペクトラムについて

あまり詳しくない人にとっては、なるほどと

思うエピソード満載。

そして自閉症スペクトラムの家族を持つ人には

「あぁ、わかるわかる」と思える点もあるでしょうし、

逆に「ちょっと違うなぁ」と感じる点もあるでしょう。


サムの家には、

壁にスケジュールを付箋で貼り付ける

カレンダーのようなものがあるのですが、

緊急度に応じて付箋の色を変えていたり

するのです。

「これは今すぐやるべきこと」

「これは近いうちにやっておきたいこと」

などで色分けされているスケジュールの付箋は

視覚的にも非常にわかりやすい工夫だなと

思いながら見ていました。

このような細かい演出も見どころの1つです。


うちの娘はADHDなので、

ADHDの主人公の成長物語のドラマがあったら

見てみたいものです。

そして「ADHDあるあるよねー」とか

「こういうライフハックはうちでも使えるね」

など、当事者ならではの目線の楽しみ方が

できたらなと妄想しています。


「ユニークライフ」は、現在シーズン3まで

公開されています。

来年公開のシーズン4がファイナルシーズンと

なるそうです。ちょっと寂しい・・・。

1話が30分ほどのドラマですので、

ちょっと時間ができた時に見る作品としても

とってもお手軽。

このドラマに、最近癒されています。


#Netflixオリジナルドラマ #ユニークライフ
#自閉症スペクトラム #家族の物語


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