見出し画像

『ビジネス読書手帳』とコラボが実現!現場リーダーを支える9冊の厳選ブックリスト

大変、光栄な出来事がありました。

なんと、以前『ビジネス読書手帳』をご恵贈いただいた出版社のクロスメディア・パブリッシング担当者様よりお声がけいただきまして、SNSのX上で『ビジネス書読書手帳』とのコラボレーションが実現しました!

内容としては、私が選んだテーマに対して『ビジネス書読書手帳』にある3つのカテゴリーから各3スキルずつ(計9スキル)を選び、それに合った本を選書するというものです。

実際、こんな感じで紹介されました🔽

これは感無量ですね!
出版社の投稿に自分の名前が載るなんて、本の紹介をしていて本当にありがたいことです。

「好きな本9冊選んでください」と言われると割とすんなり出てくるのですが、今回は“テーマ”と“スキル”という縛りがあったので超難関でした 笑

選びは消し、選びは消しを繰り返し。
とっても考えて選びましたので、優しく見守ってもらえると嬉しいです😂


というわけで、
今回私が選んだテーマは「現場リーダーを支えたブックリスト」です。

現場リーダーの私が、同じ立場にいる人やこれからリーダーになる人に向けて等身大の選書をしました。

特に意識したのは「実践的な内容」と「読むハードルが低い」ことです。

忙しい現場リーダーが“すぐ読めて、すぐ実践できる本”を9冊選んでいます。

なお、Xの投稿では選んだ本の紹介のみだったため、今回は 「なぜこの本を選んだのか」 という背景や意図について詳しくお伝えしていきます!



テクニカルスキル

まずはテクニカルスキルから選択した

  • タイムマネジメント

  • ビジネスライティング

  • デジタルスキル

の3冊を紹介します。

タイムマネジメント

『仕事に追われない仕事術マニャーナの法則・完全版』
著者:マーク・フォースター
翻訳:青木高夫
出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン

リーダーになって最初の悩みが「時間がない!」でした。そこで“タイムマネジメント”にスキルは一番最初に選びました。

その中で私が一番しっくりきて、一番効果があったと感じたのがこの『仕事に追われない仕事術マニャーナの法則・完全版』です。

本書のポイントは3つ

  • 理性と衝動を区別する

  • To Doリストには限界がある

  • 完璧に仕事をこなす原則

時間が足りない理由を明確にしつつ、タイムマネジメントの常識を覆し、超具体的な仕事の進め方を教えてくれる1冊です。


ビジネスライティング

『新しい文章力の教室』
著者:唐木元
出版:インプレス

仕事を初めてから学んで良かったなと思うのがこの“ビジネスライティング”です。

特にリーダーになると、

  • 大量のメールが届き、それを捌く読解力と文章力が必要

  • 通す稟議のハードルが上がる

  • 部下の書いた文章の添削が爆増

こんな悩みが増えてくるかと思います。

中でも厄介なのが「文章の添削」
リーダーになったからといって、急に文章が上手くなるわけではありませんよね。にもかかわらず、部下の文章を添削する立場になり、その重要性に気付くものの、教えてくれる人がいないため自己学習が欠かせません。

そこでオススメなのが『新しい文章力の教室

本書を選んだ理由「読みやすさ」と「網羅性」です。
基本から応用までがシンプルにまとまっており、読んだその日から実践できる内容が詰まっています。文章力を磨きたいリーダーには、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。


デジタルスキル

『1冊目に読みたいDXの教科書』
著者;荒瀬光宏
出版:SBクリエイティブ

コロナ禍を堺に“デジタル化”が急速に進み、よくわからずその波に飲まれてしまったリーダーも多いのではないでしょうか。

私は普段工場で働いているのですが、工場で生産性を上げるためにはDXが必須になっています。

「そう言われてもいきなり何すればいいの?」
「そもそもDXって何?」

という声が聞こえてきそうですが、その答えとしてオススメしたいのが『1冊目に読みたいDXの教科書』です。

近年話題のChat-GPTをはじめとする生成AIとどちらを選ぶか非常に悩んだのですが、今回は広い分野で活用できる点でDXを選んでいます。

  • DXってなに?

  • 他の会社はどんなことやっているの?

  • 今後どうすればいいの?

これらがわかる網羅性の高い本です。
タイトル通り“1冊目に読んで”より気になる部分を別の本で補足する形で使いたいです。

ちなみに、図多め・カラーで視覚的にもわかりやすい1冊です。


ヒューマンスキル

では続いてヒューマンスキル

  • コミュニケーション

  • リーダーシップ

  • セルフコントロール

の3冊を紹介していきます。


コミュニケーション

『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』
著者:ピョートル・フェリクス・グジバチ
出版:クロスメディア・パブリッシング

リーダーになるとコミュニケーション能力は必須でしょう。その中でも私が非常に頭を悩ませているのが「雑談」です。

「雑談なんてしてないで仕事しろ!」って思っていましたが、リーダーになると雑談の大切さを実感します。

そこで勧めたいのが『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』です。

Googleをはじめグローバルに渡り歩き、世界のエグゼクティブと交流してきた著者が「雑談」について書かれた1冊です。

本書を選んだ理由が、

  • 世界と日本を比較している点

  • ビジネスの雑談が学べる点

本書は冒頭の「世界と日本の雑談の違い」を読むだけでも非常に勉強になります。さらに具体的なノウハウを書いてくれているので、とても濃厚な1冊です。

リーダーになると、社外の人や今まで話したことがないような偉い方と話す機会が少なからず出てくると思います。そこで恥をかきたくない人は読んでおきたいですね。


リーダーシップ

『リーダーシップに出会う瞬間』
著者:有冬典子
監修:加藤洋平
出版:日本能率協会マネジメントセンター

このスキルは選ばざるを得ませんね。
ただ、リーダーシップの取り方とかいうノウハウ的なものではなく、「リーダーシップとは何ぞや」を教えてくれる1冊を選びたいと思い『リーダーシップに出会う瞬間』を選びました。

私はリーダーは星の数ほどいるから、リーダーシップも星の数あっていいと考えています。その考えにマッチした1冊です。

特に読んでほしいのが、

  • はじめてリーダー

  • リーダーに向いていないと人

  • リーダーシップが上手くいかず悩んでいる人

本書は30代の女性リーダーが様々な悩みを対話や助言によって、前向きになっていくストーリーです。

同じ立場にいる人にはかなり刺さると思います!


セルフコントロール

『超訳 ブッダの言葉』
編訳:小池龍之介
出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン

リーダーって辛い時ありますよね。

けどそれを感情に出してはいけないし、そんな時でも冷静に判断しなくてはいけない。

だから「セルフコントロール」を選びました。その中で選んだ1冊が『超訳 ブッダの言葉』です。

ブッダの言葉って心を落ち着かせてくれるというか、器の大きさを広げてくれるというか…

「まあまあ、ちょっとここに座って一緒に落ち着きませんか?」

そんな一言を投げかけてくれる感覚になります。
とにかく落ち着く。

エッセンシャル版ではない一つ古い『超訳 ブッダの言葉』ですと、オーディオブック版があるので耳で聴くのも良いですね。


コンセプチュアルスキル

最後にコンセプチュアルスキルです。

  • ロジカルシンキング

  • クリエイティブシンキング

  • システム思考

の3冊を紹介します!


ロジカルシンキング

『ザ・ゴール』
著者:エリヤフ・ゴールドラット
出版:ダイヤモンド社

「赤字の工場を3ヶ月以内に立て直しなさい」と命じられた主人公の工場長が奮闘する物語です。

本書は“制約理論”を中心とした工場の業務プロセス改善を分かりやすく解説したもので、工場経営に携わる人なら必ず読みたい1冊です。

工場メインの話になりますが、工場長が思考する内容や他の人とのやり取りが実にロジカルに進められます。

業務プロセス改善の本でありながら、ロジカルシンキングを解説する本でもあるのです。

ロジカルに考え、それをロジカルに伝える。
リーダーなら知っておきたい知識満載です!


クリエイティブシンキング

『アナロジー思考』
著者:細谷功
出版:東洋経済新報社

“新しいアイデアも結局はすでにどこかにあったものの組み合わせでしかない”

これは、アイデアに関する言葉としてよく耳にします。

では、その「すでにあるアイデア」をどうやって見つけ、借りてくるのか。そこで鍵になるのが 「アナロジー思考」 です。

私自身、新しい発想をすることがとても苦手でした。しかし、上記の言葉と出会ったことで考え方が変わり、少しずつですが、独自のアイデアを生み出せるようになりました。

さらに、本書を読むことでそのプロセスが加速。実践に役立つ具体的な方法やヒントが豊富に詰まっており、まさに「発想を鍛える」一冊です。

  • 窮地に追い込まれたときの打開策の発想

  • 部下が考えつかないような視点の転換

リーダーはこうした場面でこそ、チームを導ける存在でありたいものです。そのためにこの『アナロジー思考』を一読しておくと役に立つ時がきます!


システム思考

『とにかく仕組み化』
著者:安藤広大
出版:ダイヤモンド社

部下が増えるほど、全ての業務に自分の手が届かなくなる場面が増えていきます。

そんなときに重要となるのが「仕組み化」です。

仕組みを構築し、そのシステムの中で業務を行うことで、効率的かつ確実に組織を運営することが可能になります。

この「仕組み化」を学ぶのにオススメの一冊が、『とにかく仕組み化』です。

本書の中でも特に印象的だったのは、「属人化」のリスクについて述べられている点です。

リーダーになる前は、「あの仕事を任せられる◯◯さんは本当に頼りになる!」といった存在は非常に心強いもの。しかし、リーダーとなると「その業務ができるのは◯◯さんしかいない」という状況は、大きなリスクであり不安要素に変わります。

属人化が深刻な問題となる前に、仕組みを整えてリスクに対処することが重要です。

そうした考えを後押ししてくれる内容が詰まった一冊として、『とにかく仕組み化』を選びました。


まとめ

今回、「実践的な内容」と「読むハードルが低い」を意識して、忙しい現場リーダーが“すぐ読めて、すぐ実践できる本”を9冊選びました!

改めて貴重な機会をいただいたクロスメディア・パブリッシング御中には感謝いたします。

「この本は共感できる!」
「この本読んでみたい!」
「この本もオススメですよ!」

とかあればコメント残してもらえると嬉しいです!

 

いいなと思ったら応援しよう!