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「生きる力」とは?そして、生きる力を育むには?

※今後は、「コラム」マガジンでこれまでclubhouseでメンバーと議論した議事録から掘り起こしたものを編集し、GAJYUMARUについてより深く知ってもらう投稿もしていきたいと思います。

今注目されている「生きる力」

「生きる力」は、近年教育界で注目されているワードです。
文部科学省は、生きる力を「知・徳・体のバランスのとれた力のこと」と表現しています。

「生きる力」とは
-- それは、知・徳・体のバランスのとれた力のこと
新しい学習指導要領では、
子どもたちの「生きる力」を
よりいっそうはぐくむことを目指します
● 基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、
表現することにより、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力
● 自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や
感動する心などの豊かな人間性
● たくましく生きるための健康や体力 など

これまでの日本の教育が「知識偏重」だったとし、これからの時代に必要な力として定義されています。

GAJYUMARUの「生きる力」の定義

異論はないし、方向性としてその通りだと思います。
ただ、GAJYUMARUとしては、我々の取り組みの中で重視する「生きる力」をより定義したいという話になりました。

以下、clubhouseで扱った際の議事録です。結論に近い部分などを抜粋します。

・「生きる力」には2種類あるのでは?
①生存する力
┗「メシが食える」的な力
②自分の人生を彩る(デザインする)力
┗自分が何(モノ・人・風景etc...)を素敵だと感じて、どういう生き方や対象をいいと感じるかという価値観を持ったうえで、自分がどういう生き方をしていくことが満足できる(≒自己肯定感)のかを知っていること。
また、それを日々の中で見出し、実践できる能力。


ここでは、②をより未来的に必要な部分と固定。
※これからは②が、①を包摂していくことになるとも想定される。

特に、②の「自分の人生を彩る(デザインする力)」という定義ができたのは私たちにとって非常に大きかったように思います。
言い換えれば、いかに自己を確立できているのか。それをGAJYUMARUとしては「生きる力」の中心に据えて、育んでいきたいです。

「生きる力」が育まれるサイクル


そこからの流れで、次の回では「みんなが生きる力を育まれたエピソード」を出し、重要だと思われる要素を抽出しました。

★皆さんのエピソードからの要素抽出
・【安心基盤(≒自己肯定感)】⇒【試練(の中でやりきる)】⇒【成功体験(承認欲求・やりきった感覚】⇒【安心基盤】…の3つがサイクルすること

※自己肯定感は、「無条件に自分が良いと感じている」と「必要とされる」の2要素か?
※「試練」は、要素分解が必要。
・不条理・不整合な体験
・過酷さ(貧困やブラック企業など)
・異文化との出会い
・突然のアクシデント
※上記は「必要」な要素ではない。結果論的にプラスの試練になり得る
など。

⇒精神的自立を果たす(自分を知る)と、相手もはっきりと知ることができる=「個の確立」。これがゴール!!上記はそのゴールのための要素!

特に、
【安心基盤(≒自己肯定感)】⇒【試練(の中でやりきる)】⇒【成功体験(承認欲求・やりきった感覚】⇒【安心基盤】・・・というサイクルは重要に感じました。
安心できる基盤がないと、試練に立ち向かえない。試練の中で取り組んだ経験がないと、成功体験ややり切った感覚も得られない。そして、成功体験ややり切った感覚が自己肯定感として自分の基盤を強くする。

このサイクルは、ご家庭でも参考になるのではないでしょうか?

自己の確立

そして、議論をする中でGAJYUMARUとしては、「生きる」ということをより「個の確立」という文脈として捉えていきたいのだと気付きました。

GAJYUMARUのビジョンの、
「沖縄に生まれた子どもたち1人ひとりが自分の人生を描く後押しを」という部分にも繋がります。

その意味でも、私たちは様々な関わり合いを通じて、沖縄の子どもたち1人ひとりに自己を確立していく支援をする中で、それが「生きる力」と呼べるものまで後押しできればと考えています。

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9月は極力毎日noteを書いてGAJYUMARUについて皆さんによくご理解いただけるようにしていきたいと考えています。
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また、感想コメントをいただければなおのこと嬉しいです!
どうぞよろしくお願いいたします。